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第243章 OpenTracing コンポーネント

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Camel 2.19 から利用可能

重要

Camel 2.21 以降では、OpenTracing Java API バージョン 0.31 以降と互換性のある OpenTracing コンplaint トレーサーを使用する必要があります。

camel-opentracing コンポーネントは、OpenTracing を使用した Camel メッセージのトレースとタイミングに使用されます。

イベント(スパン)は、Camel に送信される受信および送信メッセージに対してキャプチャーされます。

サポートされるトレーサーの一覧は、OpenTracing の Web サイトを参照してください。

243.1. 設定

OpenTracing トレーサーの設定プロパティーは次のとおりです。

オプションデフォルト説明

excludePatterns

 

パターンに一致する Camel メッセージのトレースを無効にする除外パターンを設定します。コンテンツは Set<String> で、キーはパターンです。このパターンは Intercept のルールを使用します。

Camel アプリケーションに分散トレーシングを提供するように OpenTracing トレーサーを設定する方法は 3 つあります。

243.1.1. explicit

選択した OpenTracing 準拠のトレーサーに関連する特定の依存関係と共に、camel-opentracing コンポーネントを POM に含めます。

OpenTracing サポートを明示的に設定するには、OpenTracing トレーサー をインスタンス化し、Camel コンテキストを初期化します。オプションで トレーサー を指定したり、レジストリー または ServiceLoader を使用して暗黙的に検出することもできます。

OpenTracingTracer ottracer = new OpenTracingTracer();
// By default it uses a Noop Tracer, but you can override it with a specific OpenTracing implementation.
ottracer.setTracer(...);
// And then initialize the context
ottracer.init(camelContext);

XML で OpenTracing トレーサーを使用するには、OpenTracing トレーサー Bean を定義するだけです。Camel は自動的に検出して使用します。

  <bean id="tracer" class="..."/>
  <bean id="ottracer" class="org.apache.camel.opentracing.OpenTracingTracer">
    <property name="tracer" ref="tracer"/>
  </bean>

243.1.2. Spring Boot

Spring Boot を使用している場合は、 camel-opentracing-starter 依存関係を追加し、@CamelOpenTracing でメインクラスにアノテーションを付けて OpenTracing をオンにできます。

トレーサー は、トレーサー Bean がアプリケーションによって定義されていない限り、Camel コンテキストの レジストリー または ServiceLoader から暗黙的に取得されます。

243.1.3. Java エージェント

3 つ目のアプローチは、Java エージェントを使用して OpenTracing サポートを自動的に設定する方法です。

選択した OpenTracing 準拠のトレーサーに関連する特定の依存関係と共に、camel-opentracing コンポーネントを POM に含めます。

OpenTracing Java エージェントは、以下の依存関係に関連付けられます。

    <dependency>
      <groupId>io.opentracing.contrib</groupId>
      <artifactId>opentracing-agent</artifactId>
    </dependency>

使用される トレーサー は、Camel コンテキスト レジストリー または ServiceLoader から暗黙的に読み込まれます。

このエージェントがどのように使用されるかは、アプリケーションの実行方法によって異なります。camel-example-opentracingService2 はエージェントをローカルフォルダーにダウンロードし、exec-maven-plugin を使用して -javaagent コマンドラインオプションを指定してサービスを起動します。

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