第50章 ボックスコンポーネント
Camel バージョン 2.14 から利用可能
Box コンポーネントは、https://github.com/box/box-java-sdk でアクセス可能なすべての Box.com API へのアクセスを提供します。これにより、メッセージの生成により、ファイルのアップロードやダウンロード、フォルダーの作成、編集、および管理が可能になります。また、ユーザーアカウントの更新やエンタープライズアカウントの変更などをポーリングできる API もサポートしています。
box.com では、すべてのクライアントアプリケーション認証で OAuth2.0 を使用する必要があります。アカウントで camel-box を使用するには、https://developer.box.com の Box.com 内に新しいアプリケーションを作成する必要があります。Box アプリケーションのクライアント ID およびシークレットは、現行ユーザーを必要とする Box API へのアクセスを許可します。ユーザーのアクセストークンは、エンドユーザーの API によって生成および管理されます。
Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。
<dependency> <groupId>org.apache.camel</groupId> <artifactId>camel-box</artifactId> <version>${camel-version}</version> </dependency>
50.1. 接続認証タイプ
Box コンポーネントは 3 種類の認証接続をサポートします。
50.1.1. 標準認証
標準の認証 では、OAuth 2.0 の 3legged 認証プロセス を使用して Box.com で接続を認証します。このタイプの認証により、Box 管理のユーザー と 外部ユーザー は Box コンポーネント経由で Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存できます。
50.1.2. アプリケーションのエンタープライズ認証
アプリケーションエンタープライズ認証 は、JSON Web Tokens(JWT)と OAuth 2.0 を使用して、Box アプリケーションの サービスアカウントと して接続を認証します。このタイプの認証により、サービスアカウントは Box コンポーネントを介して Box アプリケーション の Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存することができます。
50.1.3. アプリケーションユーザー認証
アプリケーション ユーザー認証 は、JSON Web Tokens(JWT)と OAuth 2.0 を使用して、Box アプリケーションの App User として接続を認証します。このタイプの認証により、アプリケーション ユーザーは Box コンポーネントを介して Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存することができます。