57.14. Lazy Injection / Programmatic Lookup

CDI プログラムによるモデルはアプリケーションの初期化時に発生する タイプセーフ解決 メカニズムを優先しますが、後でプログラムに よるルックアップ メカニズムを使用してアプリケーションの実行時に動的な/レイジーインジェクションを実行できます。

Camel CDI は、Camel プリミティブの標準インジェクションに使用できる CDI 修飾子に対応するアノテーションリテラルを提供します。これらのアノテーションリテラルは、レイジーインジェクション/プログラムによるルックアップを実行する CDI エントリーポイントである javax.enterprise.inject.Instance インターフェースと組み合わせて使用できます。

たとえば、@Uri 修飾子に提供されたアノテーションリテラルを使用して、ProducerTemplate Bean などの Camel プリミティブの遅延検索を行うことができます。

@Any
@Inject
Instance<ProducerTemplate> producers;

ProducerTemplate inbound = producers
    .select(Uri.Literal.of("direct:inbound"))
    .get();

または、エンドポイント Bean 用です。以下に例を示します。

@Any
@Inject
Instance<Endpoint> endpoints;

MockEndpoint outbound = endpoints
    .select(MockEndpoint.class, Uri.Literal.of("mock:outbound"))
    .get();

同様に、@ContextName 修飾子に提供されたアノテーションリテラルを使用して、CamelContext Bean の遅延検索を行うことができます。以下に例を示します。

@Any
@Inject
Instance<CamelContext> contexts;

CamelContext context = contexts
    .select(ContextName.Literal.of("foo"))
    .get();

Camel コンテキストタイプに基づいて選択を調整することもできます。以下に例を示します。

@Any
@Inject
Instance<CamelContext> contexts;

// Refine the selection by type
Instance<DefaultCamelContext> context = contexts.select(DefaultCamelContext.class);

// Check if such a bean exists then retrieve a reference
if (!context.isUnsatisfied())
    context.get();

または、以下のような Camel コンテキストの選択を繰り返し処理することもできます。

@Any
@Inject
Instance<CamelContext> contexts;

for (CamelContext context : contexts)
    context.setUseBreadcrumb(true);