1.2. Red Hat OpenShift Service on AWS と OpenShift Container Platform の違い
Red Hat OpenShift Service on AWS は OpenShift Container Platform と同じコードベースを使用しますが、パフォーマンス、スケーラビリティー、セキュリティーを最適化するために独自の方法でインストールされます。Red Hat OpenShift Service on AWS は完全なマネージドサービスであるため、OpenShift Container Platform で手動で指定した Red Hat OpenShift Service on AWS のコンポーネントと設定の多くは、デフォルトでセットアップされています。
Red Hat OpenShift Service on AWS と、独自のインフラストラクチャー上の OpenShift Container Platform の標準インストールとの次の違いを確認してください。
| OpenShift Container Platform | Red Hat OpenShift Service on AWS |
|---|---|
| お客様が OpenShift Container Platform をインストールし、設定します。 |
Red Hat OpenShift Service on AWS は、Red Hat OpenShift Cluster Manager または ROSA CLI ( |
| お客様がコンピューティングリソースを選択できます。 | Red Hat OpenShift Service on AWS は、お客様が提供するパブリッククラウド (Amazon Web Services) でホストおよび管理されます。 |
| お客様がインフラストラクチャーに対して上位レベルの管理権限を持ちます。 |
お客様には組み込みの管理者グループ ( |
| お客様は OpenShift Container Platform で利用可能なすべてのサポート対象機能と設定を使用できます。 | 一部の OpenShift Container Platform 機能および設定が、Red Hat OpenShift Service on AWS では利用できないか、変更できない可能性があります。 |
|
| Red Hat はコントロールプレーンをセットアップし、コントロールプレーンコンポーネントを管理します。コントロールプレーンは高可用性を維持します。 |
| お客様は、コントロールプレーンおよびワーカーノードの基礎となるインフラストラクチャーを更新する必要があります。OpenShift Web コンソールを使用して、OpenShift Container Platform のバージョンを更新できます。 | Red Hat は、更新が利用可能になると自動的にお客様に通知します。OpenShift Cluster Manager で、更新を手動または自動でスケジュールできます。 |
| サポートは、Red Hat サブスクリプションまたはクラウドプロバイダーの規約に基づいて提供されます。 | Red Hat によって設計、運用、サポートされ、99.95% の稼働率 SLA と 24 時間 365 日の対応が保証されています。詳細は、Red Hat Enterprise Agreement Appendix 4 (Online Subscription Services) を参照してください。 |