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16.11. 特定のベースラインを使用したコンテナーまたはコンテナーイメージのセキュリティーコンプライアンスの評価

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以下の手順に従い、OSPP (Operating System Protection Profile) や PCI-DSS (Payment Card Industry Data Security Standard)、Health Insurance Portability and Accountability Act (HIPAA) などの特定のセキュリティーベースラインのあるコンテナーまたはコンテナーイメージのコンプライアンスを評価します。

注記

oscap-podman コマンドは、RHEL 8.2 で利用できます。RHEL 8.1 および 8.0 の場合は、ナレッジベースの記事 Using OpenSCAP for scanning containers in RHEL 8 で説明されている回避策を利用します。

前提条件

  • openscap-utils パッケージおよび scap-security-guide パッケージがインストールされている。

手順

  1. コンテナーまたはコンテナーイメージの ID を取得します。以下に例を示します。

    # podman images
    REPOSITORY                            TAG      IMAGE ID       CREATED       SIZE
    registry.access.redhat.com/ubi8/ubi   latest   096cae65a207   7 weeks ago   239 MB
  2. HIPAA プロファイルでコンテナーイメージのコンプライアンスを評価し、スキャン結果を report.html ファイルに保存します。

    # oscap-podman 096cae65a207 xccdf eval --report report.html --profile hipaa /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel8-ds.xml

    OSPP または PCI-DSS ベースラインでセキュリティーコンプライアンスを評価する場合は、096cae65a207 をコンテナーイメージの ID に、hipaa の値を ospp または pci-dss に置き換えます。oscap-podman コマンドには、root 権限が必要なことに注意してください。

検証

  • 結果をブラウザーで確認します。以下に例を示します。

    $ firefox report.html &
注記

notapplicable が付いているルールは、コンテナー化されたシステムには適用されないルールです。これらのルールは、ベアメタルおよび仮想化システムにのみ適用されます。

関連情報

  • oscap-podman(8) および scap-security-guide(8) の man ページ。
  • /usr/share/doc/scap-security-guide/ ディレクトリー。
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