40.6. 起動時の一時的なカーネルコマンドラインパラメーターの変更
1 回の起動プロセス中にのみカーネルパラメーターを変更することで、カーネルメニューエントリーを一時的に変更します。
手順
- GRUB 2 ブートメニューが表示されたら起動するカーネルを選択し、e キーを押してカーネルパラメーターを編集します。
-
カーソルを下に移動してカーネルコマンドラインを見つけます。カーネルコマンドラインは、64 ビット IBM Power シリーズおよび x86-64 BIOS ベースのシステムの場合は
linux
で始まり、UEFI システムの場合はlinuxefi
で始まります。 カーソルを行の最後に移動します。
注記行の最初に移動するには Ctrl+a を押します。行の最後に移動するには Ctrl+e を押します。システムによっては、Home キーおよび End キーも機能する場合があります。
必要に応じてカーネルパラメーターを編集します。たとえば、緊急モードでシステムを実行するには、
linux
行の最後に emergency パラメーターを追加します。linux ($root)/vmlinuz-4.18.0-348.12.2.el8_5.x86_64 root=/dev/mapper/rhel-root ro crashkernel=auto resume=/dev/mapper/rhel-swap rd.lvm.lv=rhel/root rd.lvm.lv=rhel/swap rhgb quiet emergency
システムメッセージを有効にするには、
rhgb
およびquiet
パラメーターを削除します。- Ctrl+x を押して、選択したカーネルと変更したコマンドラインパラメーターで起動します。
重要
Esc キーを押すと、コマンドラインの編集を終了し、ユーザーの加えた変更をすべて破棄します。
注記
この手順は単一ブートにのみ適用され、変更は永続的に行われません。