32.8. カーネルドライバーが kdump を読み込まないようにする設定
/etc/sysconfig/kdump
設定ファイルに KDUMP_COMMANDLINE_APPEND=
変数を追加することで、キャプチャーカーネルが特定のカーネルドライバーをロードしないように制御できます。この方法を使用すると、kdump
初期 RAM ディスクイメージ initramfs
が、指定されたカーネルモジュールをロードするのを防ぐことができます。これにより、メモリー不足 (OOM) killer エラーやその他のクラッシュカーネル障害を防ぐことができます。
次のいずれかの設定オプションを使用して、KDUMP_COMMANDLINE_APPEND=
変数を追加できます。
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rd.driver.blacklist=<modules>
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modprobe.blacklist=<modules>
前提条件
- システムの root 権限がある。
手順
現在実行中のカーネルに読み込まれるモジュールのリストを表示します。ロードをブロックするカーネルモジュールを選択します。
$ lsmod Module Size Used by fuse 126976 3 xt_CHECKSUM 16384 1 ipt_MASQUERADE 16384 1 uinput 20480 1 xt_conntrack 16384 1
/etc/sysconfig/kdump
ファイルのKDUMP_COMMANDLINE_APPEND=
変数を更新します。以下に例を示します。KDUMP_COMMANDLINE_APPEND="rd.driver.blacklist=hv_vmbus,hv_storvsc,hv_utils,hv_netvsc,hid-hyperv"
modprobe.blacklist=<modules>
設定オプションを使用した以下の例も検討してください。KDUMP_COMMANDLINE_APPEND="modprobe.blacklist=emcp modprobe.blacklist=bnx2fc modprobe.blacklist=libfcoe modprobe.blacklist=fcoe"
kdump
サービスを再起動します。# systemctl restart kdump
関連情報
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システム上の
dracut.cmdline
man ページ