第5章 オプション: ブートオプションのカスタマイズ
x86_64
または ARM64
アーキテクチャーに RHEL をインストールする場合は、ブートオプションを編集して、特定の環境に応じてインストールプロセスをカスタマイズできます。
5.1. 起動オプション
ブートコマンドラインに、複数のオプションをスペースで区切って追加できます。インストールプログラム固有のブートオプションは、必ず inst
で始まります。使用可能なブートオプションは次のとおりです。
- 等号 "=" 記号を使用するオプション
-
起動オプションに、
=
記号を使用する値を指定する必要があります。たとえば、inst.vncpassword=
オプションには値 (この場合はパスワード) を指定する必要があります。この例の正しい構文はinst.vncpassword=password
です。 - 等号 "=" 記号を使用しないオプション
-
この起動オプションでは、値またはパラメーターを使用できません。たとえば、
rd.live.check
オプションでは、インストール開始前にインストールメディアの検証が強制されます。インストールプログラムは、このブートオプションが存在すると検証を実行します。ブートオプションが存在しないと、検証はスキップされます。
特定のメニューエントリーのブートオプションを次の方法でカスタマイズできます。
-
BIOS ベースのシステムの場合:
Tab
キーを押して、コマンドラインにカスタム起動オプションを追加します。Esc
キーを押してboot:
プロンプトにアクセスすることもできますが、必要な起動オプションは事前設定されていません。このシナリオでは、その他の起動オプションを使用する前に、Linux オプションを常に指定する必要があります。詳細は、BIOS の boot: プロンプトの編集 を参照してください。 -
UEFI ベースのシステムの場合:
e
キーを押して、コマンドラインにカスタム起動オプションを追加します。準備ができたらCtrl+X
を押して、修正したオプションを起動します。
詳細は、UEFI ベースのシステムのブートオプションの編集 を参照してください。