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19.3. iproute2 を使用した IPVLAN デバイスの作成および設定

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この手順では、iproute2 を使用して IPVLAN デバイスを設定する方法を説明します。

手順

  1. IPVLAN デバイスを作成するには、次のコマンドを実行します。

    # ip link add link real_NIC_device name IPVLAN_device type ipvlan mode l2

    ネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) は、コンピューターをネットワークに接続するハードウェアコンポーネントです。

    例19.1 IPVLAN デバイスの作成

    # ip link add link enp0s31f6 name my_ipvlan type ipvlan mode l2
    # ip link
    47: my_ipvlan@enp0s31f6: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether e8:6a:6e:8a:a2:44 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
  2. IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスをインターフェイスに割り当てるには、次のコマンドを実行します。

    # ip addr add dev IPVLAN_device IP_address/subnet_mask_prefix
  3. L3 モード または L3S モード の IPVLAN デバイスを設定する場合は、以下の設定を行います。

    1. リモートホストのリモートピアのネイバー設定を行います。

      # ip neigh add dev peer_device IPVLAN_device_IP_address lladdr MAC_address

      MAC_address は、IPVLAN デバイスのベースである実際の NIC の MAC アドレスになります。

    2. L3 モード の IPVLAN デバイスを設定する場合は、次のコマンドを実行します。

      # ip route add dev <real_NIC_device> <peer_IP_address/32>

      L3S モード の場合は、次のコマンドを実行します。

      # ip route add dev real_NIC_device peer_IP_address/32

      IP アドレスは、リモートピアのアドレスを使用します。

  4. IPVLAN デバイスをアクティブに設定するには、次のコマンドを実行します。

    # ip link set dev IPVLAN_device up
  5. IPVLAN デバイスがアクティブであることを確認するには、リモートホストで次のコマンドを実行します。

    # ping IP_address

    IP_address には、IPVLAN デバイスの IP アドレスを使用します。

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