60.4. クラスターリソースの障害ステータスの解除
リソースに障害が発生すると、クラスターの状態を表示するときに障害メッセージが表示されます。このリソースを解決する場合、pcs resource cleanup
コマンドで障害状態を消去できます。このコマンドはリソースの状態と failcount
をリセットし、リソースの動作履歴を消去して現在の状態を再検出するようにクラスターに指示します。
以下のコマンドは、resource_id によって指定されたリソースをクリーンアップします。
pcs resource cleanup resource_id
resource_id を指定しないと、このコマンドは、全リソースのリソース状態と failcount
をリセットします。
pcs resource cleanup
コマンドは、失敗したアクションとして表示されるリソースのみを検証します。全ノードの全リソースを調査するには、次のコマンドを入力します。
pcs resource refresh
デフォルトでは、pcs resource refresh
コマンドは、リソースのステータスが分かっているノードだけを検証します。ステータスが分からないすべてのリソースを検証するには、以下のコマンドを実行します。
pcs resource refresh --full