6.3. root ユーザーの設定とローカルアカウントの作成
6.3.1. root パスワードの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
						インストールプロセスを完了し、管理者 (スーパーユーザーまたは root としても知られている) アカウントでログインするには、root パスワードを設定する必要があります。これらのタスクには、ソフトウェアパッケージのインストールおよび更新と、ネットワーク、ファイアウォール設定、ストレージオプションなどのシステム全体の設定の変更と、ユーザー、グループ、およびファイルのパーミッションの追加または修正が含まれます。
					
						インストールしたシステムの root 権限を取得するには、root アカウントを使用するか、管理者権限を持つユーザーアカウント (wheel グループのメンバー) を作成します。root アカウントは、インストール中に作成されます。管理者アクセスが必要なタスクを実行する必要がある場合に限り、管理者アカウントに切り替えてください。
					
							root アカウントは、システムを完全に制御できます。このアカウントへのアクセスを不正に入手すると、ユーザーの個人ファイルへのアクセスや削除が可能になります。
						
手順
- インストール概要 画面から、ユーザー設定 > root パスワード を選択します。root パスワード 画面が開きます。
 root パスワード フィールドにパスワードを入力します。
強力な root パスワードを作成するための要件は次のとおりです。
- 最低でも 8 文字の長さが 必要
 - 数字、文字 (大文字と小文字)、記号を含めることができる
 - 大文字と小文字が区別される
 
- 確認 フィールドにも同じパスワードを入力します。
 をクリックして root パスワードを確認し、Installation Summary ウィンドウに戻ります。
脆弱なパスワードを使用して続行する場合は、 を 2 回クリックする必要があります。
6.3.2. ユーザーアカウントの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
						ユーザーアカウントを作成してインストールを完了します。ユーザーアカウントを作成しない場合は、root としてシステムに直接ログインする必要がありますが、これは 推奨されません。
					
手順
- インストール概要 画面で、ユーザー設定 > ユーザーの作成 を選択します。ユーザーの作成 画面が開きます。
 - フルネーム フィールドに、ユーザーアカウント名を入力します。John Smith.
 ユーザー名 フィールドに、ユーザー名 (jsmith など) を入力します。
コマンドラインからログインするには、ユーザー名 を使用します。グラフィカル環境をインストールする場合、グラフィカルログインマネージャーは、フルネーム を使用します。
ユーザーに管理者権限が必要な場合は、このユーザーを管理者にする チェックボックスを選択します (インストールプログラムにより、このユーザーが
wheelグループに追加されます)。管理者ユーザーは、
sudoコマンドを実行し、rootパスワードの代わりにユーザーパスワードを使用して、rootのみが実行できるタスクを実行できます。こちらを使用した方が便利な場合もありますが、セキュリティーリスクを引き起こす可能性があります。Require a password to use this account チェックボックスを選択します。
ユーザーに管理者権限を与える場合は、アカウントがパスワードで保護されていることを確認してください。アカウントにパスワードを割り当てない場合は、ユーザーに管理者特権を与えないでください。
- Password フィールドにパスワードを入力します。
 - Confirm password フィールドに同じパスワードを入力します。
 - をクリックして変更を適用し、Installation Summary 画面に戻ります。
 
6.3.3. ユーザーの詳細設定の編集 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順では、Advanced User Configuration ダイアログボックスでユーザーアカウントのデフォルト設定を編集する方法を説明します。
手順
- Create User 画面で、 をクリックします。
 - 
								必要に応じて、Home directory フィールドの詳細を変更します。このフィールドには、デフォルトで 
/home/usernameが表示されます。 User and Groups IDs セクションでは、次のことができます。
Specify a user ID manually チェックボックスを選択し、 または を使用して、必要な値を入力します。
デフォルト値は 1000 です。ユーザー ID (UID) の 0 ~ 999 はシステムが予約しているため、ユーザーに割り当てることができません。
Specify a group ID manually チェックボックスを選択し、 または を使用して、必要な値を入力します。
デフォルトのグループ名はユーザー名と同じで、デフォルトのグループ ID (GID) は 1000 です。GID の 0 ~ 999 はシステムが予約しているため、ユーザーグループに割り当てることができません。
Group Membership フィールドに、コンマ区切りの追加グループリストを指定します。グループが存在しない場合は作成されます。追加されるグループにカスタムの GID を指定する場合は、カスタムの GID を括弧に入れて指定します。新しいグループにカスタムの GID を指定しない場合は、GID が自動的に割り当てられます。
作成されたユーザーアカウントには、デフォルトグループメンバーシップが常に 1 つあります (Specify a group ID manually フィールドに設定した ID を持つユーザーのデフォルトグループ)。
- をクリックして更新を適用し、Create User 画面に戻ります。