27.3. parted でパーティションの作成
システム管理者は、parted ユーティリティーを使用してディスクに新しいパーティションを作成できます。
必要なパーティションは、swap、/boot/、および /(root) です。
前提条件
- ディスクのパーティションテーブル。
- 2TiB を超えるパーティションを作成する場合は、GUID Partition Table (GPT) でディスクをフォーマットしておく。
手順
partedユーティリティーを起動します。parted block-device
# parted block-deviceCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 現在のパーティションテーブルを表示し、十分な空き領域があるかどうかを確認します。
(parted) print
(parted) printCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 十分な空き容量がない場合は、パーティションのサイズを変更してください。
パーティションテーブルから、以下を確認します。
- 新しいパーティションの開始点と終了点
- MBR で、どのパーティションタイプにすべきか
新しいパーティションを作成します。
(parted) mkpart part-type name fs-type start end
(parted) mkpart part-type name fs-type start endCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
part-type を
primary、logical、またはextendedに置き換えます。これは MBR パーティションテーブルにのみ適用されます。 - name を任意のパーティション名に置き換えます。これは GPT パーティションテーブルに必要です。
-
fs-type を、
xfs、ext2、ext3、ext4、fat16、fat32、hfs、hfs+、linux-swap、ntfs、またはreiserfsに置き換えます。fs-type パラメーターは任意です。partedユーティリティーは、パーティションにファイルシステムを作成しないことに注意してください。 -
start と end を、パーティションの開始点と終了点を決定するサイズに置き換えます (ディスクの開始からカウントします)。
512MiB、20GiB、1.5TiBなどのサイズ接尾辞を使用できます。デフォルトサイズの単位はメガバイトです。
例27.2 小さなプライマリーパーティションの作成
MBR テーブルに 1024MiB から 2048MiB までのプライマリーパーティションを作成するには、次のコマンドを使用します。
(parted) mkpart primary 1024MiB 2048MiB
(parted) mkpart primary 1024MiB 2048MiBCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コマンドを入力すると、変更の適用が開始されます。
-
part-type を
パーティションテーブルを表示して、作成されたパーティションのパーティションタイプ、ファイルシステムタイプ、サイズが、パーティションテーブルに正しく表示されていることを確認します。
(parted) print
(parted) printCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow partedシェルを終了します。(parted) quit
(parted) quitCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新規デバイスノードを登録します。
udevadm settle
# udevadm settleCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow カーネルが新しいパーティションを認識していることを確認します。
cat /proc/partitions
# cat /proc/partitionsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow