37.9. 永続ルールを定義する augenrules の使用
augenrules スクリプトは、/etc/audit/rules.d/ ディレクトリーにあるルールを読み込み、audit.rules ファイルにコンパイルします。このスクリプトは、自然なソート順序の特定の順番で、.rules で終わるすべてのファイルを処理します。このディレクトリーのファイルは、以下の意味を持つグループに分類されます。
- 10
- カーネルと auditctl の設定
- 20
- 一般的なルールと一致する可能性があるが、別の一致が必要なルール
- 30
- 主なルール
- 40
- オプションのルール
- 50
- サーバー固有のルール
- 70
- システムのローカルルール
- 90
- ファイナライズ (イミュータブル)
ルールは、すべてを一度に使用することは意図されていません。ルールは考慮すべきポリシーの一部であり、個々のファイルは /etc/audit/rules.d/ にコピーされます。たとえば、STIG 設定でシステムを設定し、10-base-config、30-stig、31-privileged、99-finalize の各ルールをコピーします。
/etc/audit/rules.d/ ディレクトリーにルールを置いたら、--load ディレクティブで augenrules スクリプトを実行することでそれを読み込みます。