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38.4. auditd の開始および制御

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auditd が設定されたら、サービスを起動して Audit 情報を収集し、ログファイルに保存します。root ユーザーで次のコマンドを実行し、auditd を起動します。

service auditd start

システムの起動時に auditd が起動するように設定するには、次のコマンドを実行します。

systemctl enable auditd

# auditctl -e 0auditd を一時的に無効にし、# auditctl -e 1 で再度有効にできます。

service auditd action コマンドを使用すると、auditd でさまざまなアクションを実行できます。ここでの アクション は以下のいずれかになります。

stop
auditd を停止します。
restart
auditd を再起動します。
reload または force-reload
/etc/audit/auditd.conf ファイルから auditd の設定を再ロードします。
rotate
/var/log/audit/ ディレクトリーのログファイルをローテーションします。
resume
Audit イベントのログが一旦停止した後、再開します。たとえば、Audit ログファイルが含まれるディスクパーティションの未使用領域が不足している場合などです。
condrestart または try-restart
auditd がすでに起動している場合にのみ、これを再起動します。
status
auditd の稼働状況を表示します。
注記

service コマンドは、auditd デーモンと正しく相互作用する唯一の方法です。auid 値が適切に記録されるように、service コマンドを使用する必要があります。systemctl コマンドは、2 つのアクション (enable および status) にのみ使用できます。

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