63.2. 仮想ドメインリソースの作成
					以下の手順では、以前に作成した仮想マシンのクラスターに VirtualDomain リソースを作成します。
				
手順
仮想マシンを管理するために
VirtualDomainリソースエージェントを作成する場合、Pacemaker では、ディスクのファイルに、仮想マシンのxml設定ファイルをダンプする必要があります。たとえば、guest1という名前の仮想マシンを作成した場合は、ゲストを実行できるクラスターノードのいずれかにファイルにxmlファイルをダンプします。任意のファイル名を使用できますが、この例では/etc/pacemaker/guest1.xmlを使用します。virsh dumpxml guest1 > /etc/pacemaker/guest1.xml
# virsh dumpxml guest1 > /etc/pacemaker/guest1.xmlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 
							仮想マシンの 
xml設定ファイルを、各ノードの同じ場所にあるゲストを実行できるその他のすべてのクラスターノードにコピーします。 - 仮想ドメインの実行が許可されているすべてのノードが、その仮想ドメインに必要なストレージデバイスにアクセスできるようにします。
 - 仮想ドメインが、仮想ドメインを実行する各ノードで起動および停止できることを別途テストします。
 - ゲストノードが実行している場合はシャットダウンします。Pacemaker は、クラスターで設定されているノードを起動します。仮想マシンは、ホストの起動時に自動的に起動するように設定することはできません。
 pcs resource createコマンドを使用して、VirtualDomainリソースを設定します。たとえば、次のコマンドは、VMという名前のVirtualDomainリソースを設定します。allow-migrateオプションはtrueに設定されるため、pcs resource move VM nodeXコマンドはライブ移行として実行されます。この例では、
migration_transportがsshに設定されます。SSH 移行が適切に機能するには、鍵を使用しないロギングがノード間で機能する必要があります。pcs resource create VM VirtualDomain config=/etc/pacemaker/guest1.xml migration_transport=ssh meta allow-migrate=true
# pcs resource create VM VirtualDomain config=/etc/pacemaker/guest1.xml migration_transport=ssh meta allow-migrate=trueCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow