40.3. Apache HTTP サーバーの設定
次の手順に従って Apache HTTP サーバーを設定します。
手順
クラスターの各ノードに、Apache HTTP サーバーがインストールされていることを確認します。Apache HTTP サーバーのステータスを確認するには、クラスターに
wget
ツールがインストールされている必要があります。各ノードで、以下のコマンドを実行します。
# yum install -y httpd wget
firewalld
デーモンを実行している場合は、クラスターの各ノードで、Red Hat High Availability Add-On に必要なポートを有効にし、httpd
の実行に必要なポートを有効にします。以下の例では、一般からのアクセス用にhttpd
のポートを有効にしていますが、httpd
用に有効にする具体的なポートは、本番環境のユースケースでは異なる場合があります。# firewall-cmd --permanent --add-service=http # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=http # firewall-cmd --reload
Apache リソースエージェントが、クラスターの各ノードで Apache のステータスを取得できるようにするため、既存の設定に以下の内容を追加して、ステータスサーバーの URL を有効にします。
# cat <<-END > /etc/httpd/conf.d/status.conf <Location /server-status> SetHandler server-status Require local </Location> END
Apache で提供する Web ページを作成します。
クラスター内の 1 つのノードで、XFS ファイルシステムを使用した LVM ボリュームの設定 で作成した論理ボリュームがアクティブになっていることを確認し、作成したファイルシステムをその論理ボリュームにマウントし、そのファイルシステムにファイル
index.html
を作成します。次に、ファイルシステムをアンマウントします。# lvchange -ay my_vg/my_lv # mount /dev/my_vg/my_lv /var/www/ # mkdir /var/www/html # mkdir /var/www/cgi-bin # mkdir /var/www/error # restorecon -R /var/www # cat <<-END >/var/www/html/index.html <html> <body>Hello</body> </html> END # umount /var/www