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50.3. Apache HTTP サーバーの設定

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次の手順に従って Apache HTTP サーバーを設定します。

手順

  1. クラスターの各ノードに、Apache HTTP サーバーがインストールされていることを確認します。Apache HTTP サーバーのステータスを確認するには、クラスターに wget ツールがインストールされている必要があります。

    各ノードで、以下のコマンドを実行します。

    # yum install -y httpd wget

    firewalld デーモンを実行している場合は、クラスターの各ノードで、Red Hat High Availability Add-On に必要なポートを有効にし、httpd の実行に必要なポートを有効にします。以下の例では、一般からのアクセス用に httpd のポートを有効にしていますが、httpd 用に有効にする具体的なポートは、本番環境のユースケースでは異なる場合があります。

    # firewall-cmd --permanent --add-service=http
    # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=http
    # firewall-cmd --reload
  2. Apache リソースエージェントが、クラスターの各ノードで Apache のステータスを取得できるようにするため、既存の設定に以下の内容を追加して、ステータスサーバーの URL を有効にします。

    # cat <<-END > /etc/httpd/conf.d/status.conf
    <Location /server-status>
        SetHandler server-status
        Require local
    </Location>
    END
  3. apache リソースエージェントを使用して Apache を管理する場合は systemd が使用されません。そのため、Apache のリロードに systemctl が使用されないようにするため、Apache によって提供される logrotate スクリプトを編集する必要があります。

    クラスター内の各ノード上で、/etc/logrotate.d/httpd ファイルから以下の行を削除します。

    /bin/systemctl reload httpd.service > /dev/null 2>/dev/null || true

    削除した行を以下の 3 行に置き換えます。

    /usr/bin/test -f /run/httpd.pid >/dev/null 2>/dev/null &&
    /usr/bin/ps -q $(/usr/bin/cat /run/httpd.pid) >/dev/null 2>/dev/null &&
    /usr/sbin/httpd -f /etc/httpd/conf/httpd.conf \
    -c "PidFile /run/httpd.pid" -k graceful > /dev/null 2>/dev/null || true
  4. Apache で提供する Web ページを作成します。

    クラスター内の 1 つのノードで、XFS ファイルシステムを使用した LVM ボリュームの設定 で作成した論理ボリュームがアクティブになっていることを確認し、作成したファイルシステムをその論理ボリュームにマウントし、そのファイルシステムにファイル index.html を作成します。次に、ファイルシステムをアンマウントします。

    # lvchange -ay my_vg/my_lv
    # mount /dev/my_vg/my_lv /var/www/
    # mkdir /var/www/html
    # mkdir /var/www/cgi-bin
    # mkdir /var/www/error
    # restorecon -R /var/www
    # cat <<-END >/var/www/html/index.html
    <html>
    <body>Hello</body>
    </html>
    END
    # umount /var/www
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