35.2. 追加のブロックデバイスでの Stratis ボリュームの拡張
Stratis ファイルシステムのストレージ容量を増やすために、追加のブロックデバイスを Stratis プールに追加できます。手動で行うことも、Web コンソールを使用して行うこともできます。
Stratis はテクノロジープレビュー機能としてのみご利用いただけます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲の詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。
35.2.1. Stratis プールへのブロックデバイスの追加
Stratis プールに 1 つ以上のブロックデバイスを追加できます。
前提条件
- Stratis がインストールされている。Stratis のインストール を参照してください。
-
stratisd
サービスを実行している。 - Stratis プールに追加するブロックデバイスは使用されておらず、マウントされていない。
- Stratis プールに追加するブロックデバイスは使用されておらず、それぞれ 1 GiB 以上である。
手順
1 つ以上のブロックデバイスをプールに追加するには、以下を使用します。
# stratis pool add-data my-pool device-1 device-2 device-n
関連情報
-
システム上の
stratis(8)
man ページ
35.2.2. Web コンソールを使用した Stratis プールへのブロックデバイスの追加
Web コンソールを使用して、既存の Stratis プールにブロックデバイスを追加できます。キャッシュをブロックデバイスとして追加することもできます。
前提条件
RHEL 8 Web コンソールがインストールされている。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
-
stratisd
サービスを実行している。 - Stratis プールが作成されている。
- Stratis プールを作成するブロックデバイスは使用されておらず、マウントされていない。
- Stratis プールを作成する各ブロックデバイスが、1 GB 以上である。
手順
RHEL 8 Web コンソールにログインします。
詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。
- をクリックします。
- Storage テーブルで、ブロックデバイスを追加する Stratis プールをクリックします。
- Stratis プール ページで、 をクリックし、データまたはキャッシュとしてブロックデバイスを追加する Tier を選択します。
- パスフレーズで暗号化された Stratis プールにブロックデバイスを追加する場合は、パスフレーズを入力します。
- Block devices で、プールに追加するデバイスを選択します。
- をクリックします。