第11章 ifcfg ファイルで IP ネットワークの設定
インターフェイス設定(ifcfg
)ファイルは、個々のネットワークデバイスのソフトウェアインターフェイスを制御します。これは、システムの起動時に、このファイルを使用して、どのインターフェイスを起動するかと、どのように設定するかを決定します。これらのファイルの名前は ifcfg-name_pass
です。接尾辞 name は、設定ファイルが制御するデバイスの名前を指します。通常、ifcfg
ファイルの接尾辞は、設定ファイル自体の DEVICE
ディレクティブが指定する文字列と同じです。
NetworkManager は、鍵ファイル形式で保存されたプロファイルに対応します。ただし、NetworkManager の API を使用してプロファイルを作成または更新する場合、NetworkManager はデフォルトで ifcfg
形式を使用します。
将来のメジャーリリースの RHEL では、鍵ファイル形式がデフォルトになります。設定ファイルを手動で作成して管理する場合は、鍵ファイル形式の使用を検討してください。詳細は、キーファイル形式の NetworkManager 接続プロファイル を参照してください。
11.1. ifcfg ファイルの静的ネットワーク設定でインタフェースの設定
NetworkManager ユーティリティーおよびアプリケーションを使用しない場合は、ifcfg
ファイルを作成してネットワークインターフェイスを手動で設定できます。
手順
ifcfg
ファイルを使用して、静的ネットワークで、インターフェイスenp1s0
を設定するには、/etc/sysconfig/network-scripts/
ディレクトリー内に、以下のような内容でifcfg-enp1s0
という名前のファイルを作成します。IPv4
設定の場合は、以下のようになります。DEVICE=enp1s0 BOOTPROTO=none ONBOOT=yes PREFIX=24 IPADDR=192.0.2.1 GATEWAY=192.0.2.254
IPv6
設定の場合は、以下のようになります。DEVICE=enp1s0 BOOTPROTO=none ONBOOT=yes IPV6INIT=yes IPV6ADDR=2001:db8:1::2/64
関連情報
-
システム上の
nm-settings-ifcfg-rh (5)
man ページ