35.7. RHEL システムロールを使用したローカルストレージの管理
Ansible を使用して LVM とローカルファイルシステム (FS) を管理するには、RHEL 8 で使用可能な RHEL システムロールの 1 つである storage
ロールを使用できます。
storage
ロールを使用すると、ディスク上のファイルシステム、複数のマシンにある論理ボリューム、および RHEL 7.7 以降の全バージョンでのファイルシステムの管理を自動化できます。
RHEL システムロールと、その適用方法の詳細は、RHEL システムロールの概要 を参照してください。
35.7.1. storage RHEL システムロールを使用してブロックデバイスに XFS ファイルシステムを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このサンプルの Ansible Playbook では、ストレージロールを使用して、デフォルトのパラメーターでブロックデバイス上に XFS ファイルシステムを作成します。/dev/sdb
デバイス上のファイルシステム、またはマウントポイントのディレクトリーが存在しない場合は、Playbook により作成されます。
storage
ロールは、パーティションが分割されていないディスク全体または論理ボリューム (LV) でのみファイルシステムを作成できます。パーティションにファイルシステムを作成することはできません。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。
name: barefs
-
現在、ボリューム名 (この例では
barefs
) は任意です。storage
ロールは、disks
属性にリストされているディスクデバイスによってボリュームを識別します。 fs_type: <file_system>
-
デフォルトのファイルシステム XFS を使用する場合は、
fs_type
パラメーターを省略できます。 disks: <list_of_disks_and_volumes>
ディスク名と LV 名の YAML リスト。LV 上にファイルシステムを作成するには、その LV を含んでいるボリュームグループも含めて、
disks
属性に LVM 設定を指定します。詳細は、storage RHEL システムロールを使用して論理ボリュームを作成またはサイズ変更する を参照してください。LV デバイスへのパスを指定しないでください。
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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35.7.2. storage RHEL システムロールを使用してファイルシステムを永続的にマウントする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このサンプルの Ansible Playbook では、ストレージロールを使用して、既存のファイルシステムを永続的にマウントします。/etc/fstab
ファイルに適切なエントリーを追加することで、ファイルシステムを即座に使用可能にして永続的にマウントします。これにより、ファイルシステムを再起動後もマウントしたままにできます。/dev/sdb
デバイス上のファイルシステム、またはマウントポイントのディレクトリーが存在しない場合は、Playbook により作成されます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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35.7.3. storage RHEL システムロールを使用して論理ボリュームを作成またはサイズ変更する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
ロールを使用して、次のタスクを実行します。
- 多数のディスクで構成されるボリュームグループに LVM 論理ボリュームを作成する
- LVM 上の既存のファイルシステムのサイズを変更する
- LVM ボリュームのサイズをプールの合計サイズのパーセンテージで表す
ボリュームグループが存在しない場合、このロールによって作成されます。ボリュームグループ内に論理ボリュームが存在する場合に、そのサイズが Playbook で指定されたサイズと一致しないと、サイズが変更されます。
論理ボリュームを縮小する場合、データの損失を防ぐために、その論理ボリューム上のファイルシステムによって、縮小する論理ボリューム内の領域が使用されていないことを確認する必要があります。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。
size: <size>
- 単位 (GiB など) またはパーセンテージ (60% など) を使用してサイズを指定する必要があります。
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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検証
指定したボリュームが作成されたこと、または要求したサイズに変更されたことを確認します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs myvg'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs myvg'
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35.7.4. storage RHEL システムロールを使用してオンラインのブロック破棄を有効にする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オンラインブロック破棄オプションを使用すると、XFS ファイルシステムをマウントし、未使用のブロックを自動的に破棄できます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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検証
オンラインブロック破棄オプションが有効になっていることを確認します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'findmnt /mnt/data'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'findmnt /mnt/data'
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35.7.5. storage RHEL システムロールを使用してファイルシステムを作成およびマウントする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このサンプルの Ansible Playbook では、storage ロールを使用してファイルシステムを作成およびマウントします。/etc/fstab
ファイルに適切なエントリーを追加することで、ファイルシステムを即座に使用可能にして永続的にマウントします。これにより、ファイルシステムを再起動後もマウントしたままにできます。/dev/sdb
デバイス上のファイルシステム、またはマウントポイントのディレクトリーが存在しない場合は、Playbook により作成されます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。
disks: <list_of_devices>
- ロールがボリュームを作成するときに使用するデバイス名の YAML リスト。
fs_type: <file_system>
-
ロールがボリュームに設定するファイルシステムを指定します。
xfs
、ext3
、ext4
、swap
、またはunformatted
を選択できます。 label-name: <file_system_label>
- オプション: ファイルシステムのラベルを設定します。
mount_point: <directory>
-
オプション: ボリュームを自動的にマウントする場合は、
mount_point
変数をボリュームのマウント先のディレクトリーに設定します。
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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35.7.6. storage RHEL システムロールを使用した RAID ボリュームの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
システムロールを使用すると、Red Hat Ansible Automation Platform と Ansible-Core を使用して RHEL に RAID ボリュームを設定できます。要件に合わせて RAID ボリュームを設定するためのパラメーターを使用して、Ansible Playbook を作成します。
特定の状況でデバイス名が変更する場合があります。たとえば、新しいディスクをシステムに追加するときなどです。したがって、データの損失を防ぐために、Playbook では永続的な命名属性を使用してください。永続的な命名属性の詳細は、永続的な命名属性の概要を 参照してください。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
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検証
アレイが正しく作成されたことを確認します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'mdadm --detail /dev/md/data'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'mdadm --detail /dev/md/data'
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35.7.7. storage RHEL システムロールを使用して RAID を備えた LVM プールを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
システムロールを使用すると、Red Hat Ansible Automation Platform を使用して、RAID を備えた LVM プールを RHEL に設定できます。利用可能なパラメーターを使用して Ansible Playbook を設定し、RAID を備えた LVM プールを設定できます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
プールが RAID 上にあることを確認します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lsblk'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lsblk'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
35.7.8. storage RHEL システムロールを使用して RAID LVM ボリュームのストライプサイズを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
システムロールを使用すると、Red Hat Ansible Automation Platform を使用して、RHEL の RAID LVM ボリュームのストライプサイズを設定できます。利用可能なパラメーターを使用して Ansible Playbook を設定し、RAID を備えた LVM プールを設定できます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
ストライプサイズが必要なサイズに設定されていることを確認します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs -o+stripesize /dev/my_pool/my_volume'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs -o+stripesize /dev/my_pool/my_volume'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
35.7.9. storage RHEL システムロールを使用して LVM-VDO ボリュームを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
RHEL システムロールを使用して、圧縮と重複排除を有効にした LVM 上の VDO ボリューム (LVM-VDO) を作成できます。
storage
システムロールが LVM VDO を使用するため、プールごとに作成できるボリュームは 1 つだけです。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。
vdo_pool_size: <size>
- デバイス上でボリュームが占める実際のサイズ。サイズは、10 GiB など、人間が判読できる形式で指定できます。単位を指定しない場合、デフォルトでバイト単位に設定されます。
size: <size>
- VDO ボリュームの仮想サイズ。
Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook ~/playbook.yml
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
圧縮と重複排除の現在のステータスを表示します。
ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs -o+vdo_compression,vdo_compression_state,vdo_deduplication,vdo_index_state'
$ ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs -o+vdo_compression,vdo_compression_state,vdo_deduplication,vdo_index_state' LV VG Attr LSize Pool Origin Data% Meta% Move Log Cpy%Sync Convert VDOCompression VDOCompressionState VDODeduplication VDOIndexState mylv1 myvg vwi-a-v--- 3.00t vpool0 enabled online enabled online
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
35.7.10. storage RHEL システムロールを使用して LUKS2 暗号化ボリュームを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
storage
ロールを使用し、Ansible Playbook を実行して、LUKS で暗号化されたボリュームを作成および設定できます。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
機密性の高い変数を暗号化されたファイルに保存します。
vault を作成します。
ansible-vault create ~/vault.yml
$ ansible-vault create ~/vault.yml New Vault password: <vault_password> Confirm New Vault password: <vault_password>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ansible-vault create
コマンドでエディターが開いたら、機密データを<key>: <value>
形式で入力します。luks_password: <password>
luks_password: <password>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 変更を保存して、エディターを閉じます。Ansible は vault 内のデータを暗号化します。
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md
ファイルを参照してください。Playbook の構文を検証します。
ansible-playbook --ask-vault-pass --syntax-check ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --ask-vault-pass --syntax-check ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
ansible-playbook --ask-vault-pass ~/playbook.yml
$ ansible-playbook --ask-vault-pass ~/playbook.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
LUKS 暗号化ボリュームの
luksUUID
値を見つけます。ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'cryptsetup luksUUID /dev/sdb'
# ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'cryptsetup luksUUID /dev/sdb' 4e4e7970-1822-470e-b55a-e91efe5d0f5c
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ボリュームの暗号化ステータスを表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 作成された LUKS 暗号化ボリュームを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow