15.2.3. コマンドラインでのハブの設定


ハブは、サプライヤーから更新を受け取り、他のコンシューマーに渡す中間読み取り専用レプリカです。これらは、「カスケードレプリケーション」 で説明されているカスケードレプリケーションのシナリオの一部です。ハブの作成には、最初に changelog データベースを作成します。これは、ハブがサプライヤーによって送信された変更の記録を保持し、2 番目にハブレプリカを設定します。
  1. hub1.example.com などのハブサーバー で、ldapmodify を使用して changelog エントリーを作成します。
    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x -h hub1.example.com -v -a
    
    dn: cn=changelog5,cn=config
    changetype: add
    objectclass: top
    objectclass: extensibleObject
    cn: changelog5
    nsslapd-changelogdir: /var/lib/dirsrv/slapd-instance/changelogdb
    changelog には重要な属性が 1 つあります。nsslapd-changelogdir は、changelog が保持されるディレクトリーを設定します。
    changelog エントリー属性は、Red Hat Directory Server の設定、コマンド、およびファイルリファレンス に記載されています。
  2. ハブホストで、レプリカエントリーを作成します。この ldapmodify コマンドは、dc=example ,dc= com サブツリーの hub1.example.com ホストに新しいハブレプリカを作成します。
    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x -h hub1.example.com -v -a
    
    dn: cn=replica,cn=dc\=example\,dc\=com,cn=mapping tree,cn=config
    changetype: add
    objectclass: top
    objectclass: nsds5replica
    objectclass: extensibleObject
    cn: replica
    nsds5replicaid: 65535
    nsds5replicaroot: dc=example,dc=com
    nsds5replicatype: 2
    nsds5ReplicaPurgeDelay: 604800
    nsds5ReplicaBindDN: cn=replication manager,cn=config
    nsds5flags: 1
    重要
    以下の例に示すように、レプリカエントリーの cn パラメーターを replica に設定する必要があります。Directory Server は、パラメーターを異なる値に設定するとエントリーを無視します。
    このエントリーは、レプリケーションに参加しているようにデータベースと接尾辞を特定し、データベースがレプリカの種類を設定します。
changelog エントリー属性は、Red Hat Directory Server の設定、コマンド、およびファイルリファレンス に記載されています。
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