19.6.2. Directory Manager パスワードの変更
19.6.2.1. コマンドラインを使用した Directory Manager パスワードの変更
コマンドラインを使用して Directory Manager パスワードを変更するには、サーバーは暗号化された接続に対応している必要があります。サーバーが暗号化された接続に対応していない場合は、Directory Server コンソールを使用して Directory Manager パスワードを更新します。「Directory Server コンソールを使用した Directory Manager パスワードの変更」 を参照してください。
サーバーが暗号化された接続に対応している場合は、以下の手順を実行してパスワードを変更します。
- 新しいパスワードハッシュを生成します。以下に例を示します。
# pwdhash -D /etc/dirsrv/slapd-instance_name password {SSHA512}2eyW2uSFhh8LeB/nwZipfvFhSwL2DKZ58kXrCXsxr98Vz0nZI8fhd0W5BbL321Sr9Ulhzo3LhiQLiv4iVGF7hEGezIka65kN
Directory Server 設定へのパスを指定すると、nsslapd-rootpwstoragescheme
属性に設定されたパスワードストレージスキームが自動的に使用され、新しいパスワードを暗号化します。 - セキュアな接続 (STARTTLS) を使用して、前のステップで表示される値に
nsslapd-rootpw
属性を設定します。# ldapmodify -W -x -D "cn=Directory Manager" -p 389 -h server.example.com -x -ZZ dn: cn=config changetype: modify replace: nsslapd-rootpw nsslapd-rootpw: {SSHA512}2eyW2uSFhh8LeB/nwZipfvFhSwL2DKZ58kXrCXsxr98Vz0nZI8fhd0W5BbL321Sr9Ulhzo3LhiQLiv4iVGF7hEGezIka65kN