12.9.4. DN の厳格な構文検証の有効化
構文の検証が有効な場合、DN は他の属性構文と同様に RFC 4514 に対して検証されます。ただし、DN 構文の検証は、後の標準の厳格さが古いスタイルの DN やディレクトリーツリーを無効にする可能性があるため、個別に有効になります。
構文の検証では、RFC 4514 のセクション 3 に対して DN を確認します。
この属性の値は on または off (デフォルトでは off)です。構文の検証を変更するには、ldapmodify を使用するか、
dse.ldif
ファイルを直接編集してこの属性を変更します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x dn: cn=config changetype: modify replace: nsslapd-dn-validate-strict nsslapd-dn-validate-strict: on
注記
厳密な DN 検証が有効になり、DN 値が必要な構文に準拠しない場合は、LDAP 結果コード 34、INVALID_DN_SYNTAX で操作に失敗します。