E.2.8.2. ユーザーディレクトリーホストまたはポートの変更
ユーザーディレクトリーは、認証、ユーザー管理、およびアクセス制御に使用されます。すべてのユーザーおよびグループデータ、アカウントデータ、グループリスト、およびアクセス制御命令(ACI)を保存します。
複数のユーザーディレクトリーを使用すると、地理的に分散している組織の全体的なパフォーマンスが向上します。または、個別のディレクトリーでは、個別のディレクトリーの利点が広がります。
管理サーバーは、複数のユーザーディレクトリーに対してユーザーを認証するように設定できます。
ユーザーディレクトリーの情報を変更するには、以下を実行します。
- Administration Server 管理ウィンドウを開きます。
- Configuration タブをクリックします。
- User DS タブをクリックします。
- User Directory Server の接続情報を設定します。
- ユーザーディレクトリー情報を編集します。Use Default User Directory ラジオボタンは、ドメインに関連付けられたデフォルトのユーザーディレクトリーを使用します。複数の Directory Server インスタンスを使用するか、別のインスタンスを使用するには、Set User Directory ラジオボタンを選択して、必要な情報を設定します。
- LDAP ホストおよびポート フィールドは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスで hostname:port または ip_address:port 形式を使用して、ユーザーディレクトリーインスタンスの場所を指定します。認証およびその他のディレクトリー機能用に、ユーザーディレクトリーに複数の場所を設定できます。各場所はスペースで区切ります。以下に例を示します。
server.example.com:389 alt.example.com:389
注記LDAP ホストおよびポート フィールドに複数の場所 を指定すると、残りのフィールドの設定はそれらのインスタンスすべてに適用されます。 - TLS を使用してユーザーディレクトリーに接続するには、Secure Connection ボックスにチェックを入れます。Directory Server がすでに TLS を使用するように設定されている場合のみこれ を選択します。
- User Directory サブツリー を指定します。以下に例を示します。
dc=example,dc=com
LDAP Host および Port フィールドに一覧表示されるすべての場所には、そのサブツリーが含まれる必要があり、サブツリーにはユーザー情報が含まれている必要があります。 - 必要に応じて、バインド DN と、ユーザーディレクトリーを接続するユーザーの Password を入力します。
- Save をクリックします。