E.2.3.2. コマンドラインでのログの表示
デフォルトでは、アクセスログは
/var/log/dirsrv/admin-serv/error
です。アクセスログを表示するには、vi などのエディターで開きます 。
アクセスログには、クライアントの IP アドレス、ユーザー名、およびリクエストが送信されたメソッドに基づいて管理サーバーへの接続が表示されます。各行の形式は以下のとおりです。
ip_address - bind_DN [timestamp -0500] "GET|POST cgi" HTTP_response bytes
ログの例は、例E.1「アクセスログの例」 に表示されます。
例E.1 アクセスログの例
127.0.0.1 - cn=Directory Manager [23/Dec/2008:19:32:52.157345975 -0500] "GET /admin-serv/authenticate HTTP/1.0" 200 338 192.168.123.121 - cn=Directory Manager [23/Dec/2008:19:33:14.453724501 -0500] "POST /admin-serv/tasks/Configuration/ServerSetup HTTP/1.0" 200 244 192.168.123.121 - cn=Directory Manager [23/Dec/2008:19:33:16.573485244 -0500] "GET /admin-serv/tasks/Configuration/ReadLog?op=count&name=access HTTP/1.0" 200 10
デフォルトでは、エラーログは
/var/log/dirsrv/admin-serv/errors
です。エラーログを表示するには、vi などのエディターで開きます 。
エラーログは、管理サーバーからの問題応答を記録します。アクセスログと同様に、エラーログは、クライアントの IP アドレスに基づいてエントリーもエラーメッセージのタイプとメッセージテキストを記録します。
[timestamp] [severity] [client ip_address error_message
重大度 メッセージは、管理者の介入に十分なエラーが重要かどうかを示します。[warning]、[ error]、および [critical] には、すぐに管理者のアクションが必要です。その他の重大度は、エラーが情報であるか、またはデバッグに関することを意味します。
ログの例は、例E.2「エラーログの例」 に表示されます。
例E.2 エラーログの例
[24/Mar/2017:11:14:27.110314677 +0100] - NOTICE - ldbm_back_start - total cache size: 417775616 B; [24/Mar/2017:11:14:27.165466639 +0100] - INFO - dblayer_start - Resizing db cache size: 1519206400 -> 132562944 [24/Mar/2017:11:14:27.650899322 +0100] - INFO - slapd_daemon - slapd started. Listening on All Interfaces port 389 for LDAP requests [24/Mar/2017:11:14:29.620268885 +0100] - WARN - modify_config_dse - Modification of attribute "aci" is not allowed, ignoring!