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8.4. ビューの使用

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仮想ディレクトリーツリービュー、または ビュー は、、仮想ディレクトリー階層を作成するため、これらのエントリーが特定の場所に物理的に存在していることを確認せずに、エントリーの移動が容易になります。ビューは、フィルターされたロールまたは動的グループのメンバーと同様に、エントリーの情報を使用してビュー階層に置きます。ビューは一連のエントリーに DIT 階層を重ね合わせ、クライアントアプリケーションには、ビューは通常のコンテナ階層として表示されます。

8.4.1. ビューの概要

ビューはサブツリーの組織単位エントリーを使用するなど、通常の階層と同様にディレクトリーツリーを作成しますが、ビューには追加のオブジェクトクラス (nsview) およびフィルター属性 (nsviewfilter) が含まれており、このビューに属するエントリーのフィルターを設定します。ビューコンテナーエントリーを追加すると、ビューフィルターと一致するすべてのエントリーが即座にビューに入力されます。対象となるエントリーは、ビューの中に存在している ように見える だけで、実際の場所は変わりません。たとえば、ビューは ou=Location Views として作成され、フィルターが l=Mountain View 設定されます。cn=Jane Smith,l=Mountain View,ou=People,dc=example,dc=com どのすべてのエントリーは ou=Location Views エントリーで直ちに一覧表示されますが、実際の cn=Jane Smith ントリーは ou=People,dc=example,dc=com サブツリーに残ります。

図8.4 仮想 DIT ビュー階層を含むディレクトリーツリー

仮想 DIT ビュー階層を含むディレクトリーツリー
仮想 DIT ビューは、サブツリーまたは 1 レベルの検索が、想定された結果で返されることで、通常の DIT と同様に動作します。
注記
Directory Server でインストールされるビューエントリーの例 Example-views.ldif を含む LDIF ファイルのサンプルがあります。このファイルは、Red Hat Enterprise Linux 7 の /usr/share/dirsrv/data/ ディレクトリーにあります。本章のセクションは、Example-views.ldif がサーバーにインポートされることを前提としています。
Red Hat Directory Server デプロイメントガイド』 には、ディレクトリーツリー階層とビューを統合する方法の詳細が記載されています。
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