12.9.5. 構文検証警告の有効化(Logging)
デフォルトでは、構文の検証は、属性値が必要な構文に違反する追加または変更の操作を拒否します。ただし、違反自体は、デフォルトでは errors ログに記録されません。
nsslapd-syntaxlogging
属性は、構文違反のエラーロギングを有効にします。
注記
構文検証スクリプトおよびタスクによって検出された構文違反は、Directory Server エラーログに記録されます。
nsslapd-syntaxlogging
と nsslapd-syntaxcheck
の両方を有効にすると、無効な属性の変更が拒否され、メッセージがログに書き込まれます。nsslapd-syntaxlogging
が有効ですが nsslapd-syntaxcheck
が無効の場合、操作は成功できますが、警告メッセージがエラーログに書き込まれます。
この属性の値は on または off (デフォルトでは off)です。構文検証ロギングを有効にするには、ldapmodify を使用して属性を編集するか、または
dse.ldif
ファイルを直接編集します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x dn: cn=config changetype: modify replace: nsslapd-syntaxlogging nsslapd-syntaxlogging: on