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16.6.4.2. コマンドラインでのグループ同期の設定

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コマンドラインで同期を有効にするには、必要な同期属性をエントリーに追加するか、これらの属性でエントリーを作成します。
同期には、以下の 3 つのスキーマ要素が必要です。
  • ntGroup オブジェクトクラス。
  • エントリーの Windows ID を与える ntUserDomainId 属性。
  • ntGroupCreateNewGroup 属性は、同期プラグインに Active Directory 経由で Directory Server エントリーを同期するように通知します。
    ntGroupDeleteGroup 属性は任意ですが、Directory Server で削除される場合に、自動的に Active Directory ドメインからエントリーを削除するかどうかを設定します。
また、ntGroupType 属性を追加することも推奨されます。この属性が指定されていない場合、グループはグローバルセキュリティーグループ (ntGroupType:-2147483646) として自動的に追加されます。
たとえば、ldapmodify を使用するには、以下を実行します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x

dn: cn=Example Group,ou=Groups,dc=example,dc=com
changetype: modify
add: objectClass
objectClass:ntGroup
-
add: ntUserDomainId
ntUserDomainId: example-group
-
add: ntGroupCreateNewGroup
ntGroupCreateNewGroup: true
-
add: ntGroupDeleteGroup
ntGroupDeleteGroup: true
-
add: ntGroupType
ntGroupType: 2
エントリーには、多くの Windows やグループの属性を追加することができます。同期されたスキーマは、「Directory Server と Active Directory との間で同期されるグループ属性」にすべてリストされます。ntGroup オブジェクトクラス に属する Windows 固有の属性は、Red Hat Directory Server 10 Configuration, Command, and File Reference で説明されています。
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