19.9.3. パスワード失効後の特定期間のアカウントの無効化
Directory Server では、パスワードの期限が切れてから一定期間アカウントを無効にするアカウントポリシーを設定できます。無効にしたアカウントはログインできなくなります。
この設定を設定するには、「アカウントアクティビティーとアカウントの有効期限」の手順に従います。ただし、プラグイン設定エントリーを設定する場合は、代わりに以下の設定を使用してください。
dn: cn=config,cn=Account Policy Plugin,cn=plugins,cn=config objectClass: top objectClass: extensibleObject cn: config alwaysrecordlogin: yes stateAttrName: non_existent_attribute altStateAttrName: passwordExpirationTime specattrname: acctPolicySubentry limitattrname: accountInactivityLimit
この設定では、
stateAttrName
パラメーターにダミー値を使用します。したがって、altStateAttrName
パラメーターで設定した passwordExpirationTime 属性のみが、アカウントの期限が切れるタイミングを算出するために使用されます。
また、ユーザーエントリーの
lastLoginTime
属性に最後に成功したログインの時間を記録するため、以下を設定します。
dn: cn=config,cn=Account Policy Plugin,cn=plugins,cn=config alwaysRecordLoginAttr: lastLoginTime
この設定では、ユーザーの
passwordExpirationTime
属性とaccountInactivityLimit
パラメーターの値に設定されている時間の合計が過去になった場合は、アカウントが自動的に無効になります。この設定では、ユーザーの passwordExpirationTime
属性と accountInactivityLimit
パラメーターの値の合計が、alwaysRecordLoginAttr
属性が最後に更新されてからの時間を超えた場合は、アカウントが自動的に無効になります。