6.3.3.2.3. cn=tasks エントリーを使用したデータベースの復元
Directory Server 設定の cn=tasks,cn=config エントリーは、サーバーがタスクの管理に使用する一時的なエントリーのコンテナーエントリーです。複数の共通ディレクトリータスクには、cn=tasks,cn=config の下にコンテナーエントリーがあります。一時タスクエントリーは、cn=restore,cn=tasks,cn=config の下に作成し、復元操作を開始できます。
重要
データベースの復元中、サーバーが稼働している必要があります。ただし、復元中にデータベースが処理操作の対象になります。
したがって、データベースを復元する前に、すべてのレプリケーションプロセスを停止します。詳細は、「レプリカ合意の無効化および再有効化」 を参照してください。
復元タスクエントリーには、バックアップタスクと同じ 3 つの属性が必要です。
- 一意の名前(
cn
) - バックアップファイルを取得するディレクトリー(
nsArchiveDir
) - データベースのタイプ(
nsDatabaseType
)。唯一のオプションは ldbm データベース です。
エントリーは、「ldapmodify を使用したエントリーの追加」 で説明されているように ldapmodify を使用して追加されます。以下に例を示します。
# ldapmodify -a
-D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
dn: cn=example restore,cn=restore,cn=tasks,cn=config
changetype: add
objectclass: extensibleObject
cn: example restore
nsArchiveDir: /export/backups/
nsDatabaseType: ldbm database
タスクが完了するとすぐに、エントリーはディレクトリー設定から削除されます。
この例で使用される属性と、このエントリーに設定できるその他の属性の詳細は、Red Hat Directory Server 設定、コマンド、およびファイルリファレンス の cn=restore,cn=tasks,cn=config エントリーの説明を参照してください。『』