19.11.4.2. 自動バインドの設定


自動バインドのみを設定すると、Directory Server への匿名アクセスが可能になります。Unix ユーザーのエントリーへのマッピングを有効にし、root を Directory Manager にマップすることもできます。
  1. ldapmodify を実行して Directory Server 設定を更新します。
    #ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
    
    dn: cn=config
    changetype: modify
  2. autobind を有効にします。
    replace: nsslapd-ldapiautobind
    nsslapd-ldapiautobind: on
  3. ユーザーエントリーをマッピングするには、以下の 4 つの属性を追加します。
    • nsslapd-ldapimaptoentries エントリーマッピングを有効にするには、以下を実行します。
    • nsslapd-ldapiuidnumbertype Directory Server 属性を Unix UID 番号にマッピングするように設定するには、
    • nsslapd-ldapigidnumbertype Unix グループ ID 番号にマップする Directory Server 属性を設定します。
    • nsslapd-ldapientrysearchbase Directory Server ユーザーエントリーの検索に使用する検索ベースを設定します。
    add: nsslapd-ldapimaptoentries
    nsslapd-ldapimaptoentries: on
    -
    add: nsslapd-ldapiuidnumbertype
    nsslapd-ldapiuidnumbertype: uidNumber
    -
    add: nsslapd-ldapigidnumbertype
    nsslapd-ldapigidnumbertype: gidNumber
    -
    add: nsslapd-ldapientrysearchbase
    nsslapd-ldapientrysearchbase: ou=people,dc=example,dc=com
  4. root エントリーを Directory Manager にマッピングするには、nsslapd-ldapimaprootdn 属性を追加します。
    add: nsslapd-ldapimaprootdn
    nsslapd-ldapimaprootdn: cn=Directory Manager
  5. サーバーを再起動して、新しい設定を適用します。
    # systemctl restart dirsrv@instance
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