15.17. レプリケーション changelog のトリム
Directory Server の changelog は、受け取ったおよび処理された変更の一覧を管理します。これには、サーバーで実行され、他のレプリケーションパートナーから、その他のディレクトリーが変更するクライアントの変更が含まれます。デフォルト設定を使用すると、Directory Server ではエントリーが自動的に削除されず、changelog は無限に増大します。削除するエントリーを制御するには、以下のパラメーターを使用します。
nsslapd-changelogmaxage
(推奨): このパラメーターで設定された時間を超えた場合はエントリーを削除します。nsslapd-changelogmaxentries
: レコードの合計数がこのパラメーターに設定された値を超えると、最も古いエントリーを削除します。
どのレコードも、その後に作成されたすべてのレコードも、トポロジー内のすべてのサーバーに正常にレプリケートされるまで、changelog に残ります。たとえば、Directory Server マスターがトポロジーから削除されましたが、レプリカ更新ベクター (RUV) が削除されていなかった場合などに発生します。
15.17.1. レプリケーション changelog のトリムの有効化
レプリケーション changelog のトリムを有効にするには、7 日 (
7d
) より古いエントリーを自動的に削除します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x dn: cn=changelog5,cn=config changetype: modify replace: nsslapd-changelogmaxage nsslapd-changelogmaxage: 7d
注記
Red Hat は、
nsslapd-changelogmaxentries
の最大エントリー数ではなく、nsslapd-changelogmaxage
で最大期間を設定することを推奨します。nsslapd-changelogmaxage
に設定された時間は、nsDS5ReplicaPurgeDelay
で設定したレプリケーションパージ遅延と一致する必要があります。nsDS5ReplicaPurgeDelay
の詳細は、『Red Hat Directory Server の設定、コマンド、およびファイルリファレンス のパラメーターの説明を参照してください』。