14.7.5. 読み取り前および後のエントリーレスポンス制御


Red Hat Directory Server は、RFC 4527 に準拠した、読み取り前および読み取り後のエントリー応答制御をサポートします。クライアントが応答制御を要求すると、LDAP 検索エントリーが返されます。これには、更新前および更新後に属性の値が含まれます。
事前読み取りの制御が使用されると、LDAP 検索クエリーには変更前に指定した属性の値が含まれます。読み取り後の制御が使用される場合、クエリーには変更後の属性の値が含まれます。両方の制御を同時に使用できます。たとえば、description 属性を更新し、変更前および変更後に値を表示するには、次のコマンドを実行します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x \
    -e \!preread=description -e \!postread=description 
dn: uid=user,ou=People,dc=example,dc=com
changetype: modify
replace: description
description: new description

modifying entry "uid=user,ou=People,dc=example,dc=com"
control: 1.3.6.1.1.13.1 false ZCkEJXVpZD1qdXNlcixvdT1QZW9wbGUsZGM9ZXhhbXBsZSxk
 Yz1jb20wAA==
# ==> preread
dn: uid=user,ou=People,dc=example,dc=com
description: old description
# <== preread
control: 1.3.6.1.1.13.2 false ZEsEJXVpZD1qdXNlcixvdT1QZW9wbGUsZGM9ZXhhbXBsZSxk
Yz1jb20wIjAgBAtkZXNjcmlwdGlvbjERBA9uZXcgZGVzY3JpcHRpb24=
# ==> postread
dn: uid=user,ou=People,dc=example,dc=com
description: new description
# <== postread
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