1.9. Directory Server プラグインの使用
Directory Server には、レプリケーション、サービスのクラス、属性構文などのコア Directory Server 機能を設定するデフォルトプラグインが多数含まれています。コアプラグインはデフォルトで有効になり、完全に設定されます。
他のデフォルトプラグインは、一貫したユーザー定義で、DNA、属性の一意性、および属性リンクを提供することにより、Directory Server の機能を拡張します。これらのプラグインは利用可能ですが、すべてのプラグインがデフォルトで有効または設定される訳ではありません。
プラグインを使用すると、Directory Server を簡単に拡張できるため、お客様は独自のサーバープラグインを作成してデプロイし、特定のデプロイメントに必要なディレクトリー操作を実行することができます。
詳細は、以下を参照してください。
1.9.1. プラグインを動的に有効化
Directory Server は、Directory Server を再起動せずに有効にできる動的プラグインをサポートします。動的な有効化されたプラグインを可能にすると、サーバーの管理がより容易になります。動的プラグインを使用すると、サーバーを複数回再起動して、プラグインをインストールおよび設定することができます。これにより、Directory Server のソフトウェアアプリケーションをデプロイする方がはるかに速くなります。
各プラグインは、
nsslapd-pluginEnabled
属性の値を切り替えることで有効または無効にできます。以下に例を示します。
# ldapmodify -x -D 'cn=Directory Manager' -W dn: cn=Plug-in_name,cn=plugins,cn=config changetype: modify replace: nsslapd-pluginEnabled nsslapd-pluginEnabled: on
cn=config エントリーで
nsslapd-dynamic-plugins
スイッチを指定した場合、プラグインを再設定するときに Directory Server を再起動する必要はありません。動的プラグイン機能を有効にするには、nsslapd-dynamic-plugins
属性を on に設定します。
dn: cn=config nsslapd-dynamic-plugins: on
動的プラグイン機能を無効にするには、
nsslapd-dynamic-plugins
属性を off に設定します。
dn: cn=config nsslapd-dynamic-plugins: off
デフォルトでは、
nsslapd-dynamic-plugins
は off に設定されます。