12.5. ldapmodify を使用したスキーマの管理
Directory Server コンソールと同様に、ldapmodify を使用してカスタムスキーマ要素を追加、編集、および削除できます。ldapmodify は、Directory Server インスタンス(99
user.ldif
)のデフォルトのカスタムスキーマファイルも変更します。
12.5.1. 属性の作成
カスタム属性エントリー自体は、cn=schema エントリーの
attributetypes
エントリーです。attributetypes
属性の形式は以下のとおりです。
attributetypes: ( definition )定義には 5 つのコンポーネントが含まれます。
- OID (通常はドット区切り番号)
- NAME 名前 形式の一意の名前
- DESC 説明 形式の説明
- 任意で、属性が定義されているソース
LDAP コマンドを実行して cn=schema エントリーを変更することで、カスタムスキーマファイル
99user.ldif
に属性定義が追加されます。以下に例を示します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x -v dn: cn=schema changetype: modify add: attributetypes attributetypes: ( 1.2.3.4.5.6.1 NAME 'dateofbirth' DESC 'For employee birthdays' SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15 SINGLE-VALUED X-ORIGIN 'Example defined')