15.17.2. 大きな changelog のサイズを手動で縮小


レプリケーション changelog をトリムして、データベースのサイズが大きい場合に、短い期間で changelog サイズを手動で縮小します。
  1. changelog サイズを縮小した後にパラメーターをリセットできるようにするには、対応するパラメーターの現在の値を表示します。以下に例を示します。
    # ldapsearch -x -D 'cn=Directory Manager' -W -b "cn=changelog5,cn=config" \
         nsslapd-changelogmaxage nsslapd-changelogcompactdb-interval \
         nsslapd-changelogtrim-interval nsslapd-changelogmaxage
    
    dn: cn=changelog5,cn=config
    nsslapd-changelogmaxage: 7d
    nsslapd-changelogcompactdb-interval: 2592000
    nsslapd-changelogtrim-interval: 300
    出力に表示されないパラメーターには設定されず、Directory Server はデフォルト値を使用します。デフォルト値は、Red Hat Directory Server の設定、コマンド、およびファイルリファレンス のパラメーターの説明を参照してください
  2. 以下のパラメーターの値を一時的に減らします。
    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
    
    dn: cn=changelog5,cn=config
    changetype: modify
    replace: nsslapd-changelogmaxage
    nsslapd-changelogmaxage: 3d
    -
    replace: nsslapd-changelogtrim-interval
    nsslapd-changelogtrim-interval: 30
    -
    replace: nsslapd-changelogcompactdb-interval
    nsslapd-changelogcompactdb-interval: 300
    この設定により、Directory Server は、次の 30 秒で (nsslapd-changelogtrim-interval)、3 日 (nsslapd-changelogmaxage) よりも古い changelog エントリーを削除します。
  3. Directory Server インスタンスを再起動して、nsslapd-changelogcompactdb-interval パラメーターの新しい値が有効になります。
    # systemctl restart dirsrv@instance
    次のデータベースの更新後、nsslapd-changelogcompactdb-interval パラメーターで設定した時間間隔内でデータベースが自動的に圧縮されます。
  4. 更新されたパラメーターを以前の値にリセットします。以下に例を示します。
    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
    
    dn: cn=changelog5,cn=config
    changetype: modify
    replace: nsslapd-changelogmaxage
    nsslapd-changelogmaxage: 7d
    -
    replace: nsslapd-changelogtrim-interval
    nsslapd-changelogtrim-interval: 300
    -
    replace: nsslapd-changelogcompactdb-interval
    nsslapd-changelogcompactdb-interval: 2592000
    重要
    パフォーマンス上の理由から、短い間隔設定を永続的に使用しないでください。
  5. Directory Server インスタンスを再起動します。
    # systemctl restart dirsrv@instance
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