1.6. LDAPI の有効化
IPC( Inter-process communication )は、Unix マシン上のプロセスや、ネットワークが互いに直接通信するための方法です。LDAPI により、LDAP 接続は IPC 接続で実行できます。つまり、LDAP 操作は Unix ソケット上で実行できます。これらの接続は、通常の LDAP 接続よりもはるかに高速で、より安全です。
LDAPI は、2 つの設定属性を使用して有効になります。
nsslapd-ldapilisten
Directory Server の LDAPI を有効にするには、以下を実行します。nsslapd-ldapifilepath
Unix ソケットファイルを参照する
LDAPI を有効にするには、以下を実行します。
nsslapd-ldapilisten
を変更して LDAPI をオンにし、ソケットファイル属性を追加します。# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x dn: cn=config changetype: modify replace: nsslapd-ldapilisten nsslapd-ldapilisten: on - add: nsslapd-ldapifilepath nsslapd-ldapifilepath: /var/run/slapd-example.socket
- サーバーを再起動して、新しい設定を適用します。
# systemctl restart dirsrv@instance