15.22. 管理サーバーのフェイルオーバー用の o=NetscapeRoot の複製
レプリケーションは通常、ディレクトリーデータを分散するために Directory Server ユーザーデータベース間で行われますが、レプリケーションを使用して Administration Server データベース( o=NetscapeRoot )のフェイルオーバーサポートを提供することもできます。
- 最初の Directory Server インスタンスをインストールして設定します。setup-ds-admin.pl スクリプトには、inf を参照する -f オプションがあります
。
inf
を使用して、ConfigFile パラメーターを使用して LDIF ファイルをインポートでき、LDIF ファイルはデータベース、接尾辞、およびレプリケーションエントリーを作成できます。(そのファイル
の詳細は『 『Red Hat Directory Server インストールガイド』を参照してください』。)setup-ds-admin.pl -f /tmp/server1.inf
# setup-ds-admin.pl -f /tmp/server1.inf
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow server1 の o=NetscapeRoot データベースをマルチマスターサプライヤーレプリカとして設定するには、infファイルで以下のステートメント
を使用します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 2 番目の Directory Server インスタンスをインストールして設定します。2 番目のサーバー server2.example.com の場合は、setup-ds.pl コマンドを使用して、ローカルの管理サーバーをインストールせずに Directory Server インスタンスをインストールします。
setup-ds.pl -f /tmp/server2.inf
# setup-ds.pl -f /tmp/server2.inf
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow server2 では、inf
ファイルを使用して、server2 で o=NetscapeRoot データベースをマルチマスターサプライヤーレプリカとして作成および設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - server 1 から server 2 で o=NetscapeRoot データベースを初期化します。
nsds5replicarefresh
属性を server1 のレプリカ合意に追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - register-ds-admin.pl を実行して server2 にローカル管理サーバーを作成し、server2 の設定ディレクトリーを server1 から独自の o=NetscapeRoot データベースに切り替えます。
register-ds-admin.pl
# register-ds-admin.pl
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 以下のアクセス制御命令(ACI)を server2 に追加し、
Configuration Administrators Group
、サーバーインスタンスエントリーSIE グループ
、およびadmin
ユーザーのメンバーが server2 に属するサフィックスで実行できます。たとえば、dc =example,dc=com 接尾辞で実行する場合は、以下を入力します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - server2 で PTA プラグインを無効にし、o=NetscapeRoot の管理者ユーザーのバインド操作を server1 に渡さないようにします。「Directory Server コンソールでプラグインの有効化」 を参照してください。