10.5. ACL が設定されているファイルシステムのアーカイブ作成
Warning
tar コマンドおよび dump コマンドは ACL をバックアップし ませ ん。
star ユーティリティーは、ファイルのアーカイブ生成に使用される点で tar ユーティリティーと似ています。しかし、一部のオプションは異なります。最も一般的に使用されるオプションの一覧は 表10.1「star のコマンドラインオプション」 を参照してください。すべての利用可能なオプションは、s star の man ページを参照してください。このユーティリティーを使用するには
star
パッケージが必要になります。
オプション | 説明 |
---|---|
-c | アーカイブファイルを作成します。 |
-n | ファイルを抽出しません。-x と併用すると、ファイルが行う抽出を表示します。 |
-r | アーカイブ内のファイルを入れ替えます。パスとファイル名が同じファイルが置き換えられ、アーカイブファイルの末尾に書き込まれます。 |
-t | アーカイブファイルのコンテンツを表示します。 |
-u | アーカイブファイルを更新します。アーカイブにファイルが存在しない場合や、アーカイブ内の同じ名前のファイルよりも新しい場合は、ファイルはアーカイブの最後に書き込まれます。このオプションは、アーカイブがファイルであるか、またはバックスペースがあるブロックされていないテープの場合にのみ機能します。 |
-x | アーカイブからファイルを抽出します。-U と併用すると、アーカイブ内のファイルがファイルシステムにあるファイルよりも古い場合、そのファイルは抽出されません。 |
-help | 最も重要なオプションを表示します。 |
-xhelp | 最も重要ではないオプションを表示します。 |
-/ | アーカイブからファイルを抽出する際に、ファイル名から先頭のスラッシュを削除します。デフォルトでは、ファイルの抽出時にストライプ化されます。 |
-acl | 作成時または抽出時に、ファイルおよびディレクトリーに関連する ACL をアーカイブまたは復元します。 |