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48.5.4.2. /etc/xinetd.d/ ディレクトリー

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/etc/xinetd.d/ ディレクトリーには、xinetd が管理する各サービスの設定ファイルと、ファイルの名前がサービスに関連付けられます。xinetd.conf と同様に、このディレクトリーは xinetd サービスが起動したときにのみ読み取られます。変更を有効にするには、管理者は xinetd サービスを再起動する必要があります。
/etc/xinetd.d/ ディレクトリーのファイルの形式は、/etc/xinetd.conf と同じ規則を使用します。各サービスの設定が個別のファイルに保存される主な理由は、カスタマイズを容易にし、他のサービスに影響を与える可能性を減らすことです。
これらのファイルの構造化方法を理解するには、/etc/xinetd.d/krb5-telnet ファイルを検討してください。
service telnet
{
         flags           = REUSE
	 socket_type     = stream
	 wait            = no
	 user            = root
	 server          = /usr/kerberos/sbin/telnetd
	 log_on_failure  += USERID
	 disable         = yes
}
これらの行は、telnet サービスのさまざまな側面を制御します。
  • service: サービス 名を指定します(通常は /etc/services ファイルに記載されているもののいずれか)。
  • flags: 接続の属性を複数設定します。REUSE は、Telnet 接続のソケットを再利用するように xinetd に指示します。
    注記
    REUSE フラグは非推奨になりました。すべてのサービスは、暗黙的に REUSE フラグを使用するようになりました。
  • socket_type: ネットワークソケットの種別を ストリーム に設定します。
  • wait: サービスがシングルスレッド(yes)またはマルチスレッド(no)であるかを指定します。
  • user: プロセスを実行するユーザー ID を指定します。
  • server - 起動するバイナリー実行ファイルを指定します。
  • log_on_failure: xinetd.conf にすでに定義されているものに加えて、log_on_failure のログパラメーターを指定します。
  • disable: サービスを無効にする(はい)か有効にするを指定します(無効)。
これらのオプションとその使用方法の詳細については、xinetd.conf の man ページを参照してください。
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