25.4.2. デフォルトの設定
Server Name、Webmaster メールアドレス、および Available Addresses を定義したら、仮想ホスト タブをクリック します。以下の図は、仮想ホスト タブを 示しています。
図25.3 仮想ホストタブ
Edit をクリックすると、好みの設定が可能な 仮想ホストプロパティー ウィンドウが表示されます。新しい設定を追加するには、Add ボタンをクリックします。これにより、Virtual Host Properties ウィンドウも表示されます。Edit Default Settings ボタンをクリックし、General Options タブがない Virtual Host Properties ウィンドウを表示します。
General Options タブで、hostname、ドキュメント root ディレクトリー、および webmaster のメールアドレスを設定できます。ホスト情報では、仮想ホストの IP アドレスとホスト名を設定できます。以下の図は、General Options タブを示しています。
図25.4 一般的なオプション
仮想ホストを追加すると、仮想ホストの設定が、その仮想ホストに優先されます。仮想ホスト設定内で定義されていないディレクティブでは、デフォルト値が使用されます。
25.4.2.1. サイト設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の図は、Directory Error Pages を設定するページオプション タブを示しています。これらの設定が分からない場合は、変更しないでください。
および
図25.5 サイト設定
Directory Page Search List に一覧表示されているエントリーは、DirectoryIndex ディレクティブを定義します。DirectoryIndex は、ディレクトリー名の最後にスラッシュ(/)を指定して、ユーザーがディレクトリーのインデックスを要求する際にサーバーによって提供されるデフォルトページです。
たとえば、ユーザーが http://www.example.com/this_directory/ ページを要求すると、DirectoryIndex ページ(存在する場合)またはサーバー生成ディレクトリー一覧のいずれかを取得します。サーバーは、DirectoryIndex ディレクティブにリストされているファイルの 1 つを見つけ、最初に見つかったファイルを返します。 これらのファイルが見つからない場合や、Options Indexes がそのディレクトリーに設定されている場合、サーバーは ディレクトリー内のサブディレクトリーおよびファイルのリストを生成して HTML 形式で返します。
エラー コード セクションを 使用して、問題やエラーが発生した場合にクライアントをローカルまたは外部 URL にリダイレクトするように Apache HTTP Server を設定します。このオプションは ErrorDocument ディレクティブに対応します。クライアントが Apache HTTP Server に接続しようとすると問題やエラーが発生した場合、デフォルトのアクションは Error Code 列に表示される短いエラーメッセージを表示することです。このデフォルト設定を上書きするには、エラーコードを選択し、Edit ボタンをクリックします。 を選択して、デフォルトの短いエラーメッセージを表示します。クライアントを外部 にリダイレクトする URL を選択し、Location フィールドに http:// を含む完全な URL を入力します。クライアントを内部 URL にリダイレクトするには を選択し、Web サーバーのドキュメントルートの下にファイルの場所を入力します。場所はスラッシュ(/)を開始し、ドキュメントルートと相対的である必要があります。
たとえば、404 Not Found エラーコードを
404.html
という名前のファイルで作成した Web ページにリダイレクトするには、404.html
を DocumentRoot/../error/404.html
にコピーします。この場合、DocumentRoot は定義したドキュメントルートディレクトリーです(デフォルトは /var/www/html/
です)。Document Root がデフォルトの場所のままである場合は、ファイルを /var/www/error/404.html
にコピーする必要があります。次に、404 - Not Found エラーコードの動作として を選択し、/error/404.html
を として入力します。
Default Error Page Footer メニューから、以下のオプションのいずれかを選択できます。
- メールアドレスでフッター を表示します:すべてのエラーページの下部にあるデフォルトのフッターと、ServerAdmin ディレクティブで指定された Web サイトメンテナーのメールアドレスを表示します。
- フッター の表示:エラーページの下部にあるデフォルトのフッターのみを表示します。
- No footer: エラーページの下部にフッターは表示されません。