29.4. コマンドラインバージョン
認証設定ツールは、 インターフェイスのないコマンドラインツールとして実行することもできます。コマンドラインバージョンは、設定スクリプトまたはキックスタートスクリプトで使用できます。認証オプションは、表29.1「コマンドラインオプション」 で要約されています。
ヒント
これらのオプションは authconfig の man ページか、シェルプロンプトで authconfig --help と入力しても確認できます。
オプション | 説明 |
---|---|
--enableshadow | シャドウパスワードの有効化 |
--disableshadow | シャドウパスワードの無効化 |
--enablemd5 | MD5 パスワードの有効化 |
--disablemd5 | MD5 パスワードの無効化 |
--enablenis | NIS の有効化 |
--disablenis | NIS の無効化 |
--nisdomain=<domain> | NIS ドメインの指定 |
--nisserver=<server> | NIS サーバーの指定 |
--enableldap | ユーザー情報の LDAP の有効化 |
--disableldap | ユーザー情報の LDAP の無効化 |
--enableldaptls | LDAP での TLS の使用の有効化 |
--disableldaptls | LDAP での TLS の使用の無効化 |
--enableldapauth | 認証用の LDAP の有効化 |
--disableldapauth | 認証の LDAP の無効化 |
--ldapserver=<server> | LDAP サーバーの指定 |
--ldapbasedn=<dn> | LDAP ベース DN の指定 |
--enablekrb5 | Kerberos の有効化 |
--disablekrb5 | Kerberos の無効化 |
--krb5kdc=<kdc> | Kerberos KDC の指定 |
--krb5adminserver=<server> | Kerberos 管理サーバーの指定 |
--krb5realm=<realm> | Kerberos レルムの指定 |
--enablekrb5kdcdns | DNS を使用して Kerberos KDC を検索 |
--disablekrb5kdcdns | DNS を使用した Kerberos KDC の検索の無効化 |
--enablekrb5realmdns | DNS を使用した Kerberos レルムの検索の有効化 |
--disablekrb5realmdns | DNS を使用した Kerberos レルムの検索の無効化 |
--enablesmbauth | SMB の有効化 |
--disablesmbauth | SMB の無効化 |
--smbworkgroup=<workgroup> | SMB ワークグループの指定 |
--smbservers=<server> | SMB サーバーの指定 |
--enablewinbind | デフォルトでユーザー情報の winbind の有効化 |
--disablewinbind | デフォルトでユーザー情報の winbind の無効化 |
--enablewinbindauth | デフォルトで認証の winbindauth の有効化 |
--disablewinbindauth | デフォルトで認証の winbindauth を無効化 |
--smbsecurity=<user|server|domain|ads> | Samba および winbind に使用するセキュリティーモード |
--smbrealm=<STRING> | security=adsの場合の Samba および winbind のデフォルトレルム |
--smbidmapuid=<lowest-highest> | UID 範囲 winbind がドメインまたは ADS ユーザーに割り当てる |
--smbidmapgid=<lowest-highest> | GID 範囲 winbind がドメインまたは ADS ユーザーに割り当てる |
--winbindseparator=<\> | winbindusedefaultdomain が有効でない場合、winbind ユーザー名のドメインおよびユーザー部分を分離するために使用される文字 |
--winbindtemplatehomedir=</home/%D/%U> | winbind ユーザーがホームディレクトリーとして持つディレクトリー |
--winbindtemplateprimarygroup=<nobody> | winbind ユーザーがプライマリーグループとして持つグループ |
--winbindtemplateshell=</bin/false> | winbind ユーザーがデフォルトのログインシェルとして持つシェル |
--enablewinbindusedefaultdomain | ユーザー名にドメインのないユーザーがドメインユーザーであることを仮定するように winbind を設定します。 |
--disablewinbindusedefaultdomain | ユーザー名にドメインのないユーザーがドメインユーザーではないことを仮定するように winbind を設定します。 |
--winbindjoin=<Administrator> | 管理者として winbind ドメインまたは ADS レルムを結合します。 |
--enablewins | ホスト名の解決に WINS を有効にします。 |
--disablewins | ホスト名解決の WINS の無効化 |
--enablehesiod | Hesiod の有効化 |
--disablehesiod | Hesiod の無効化 |
--hesiodlhs=<lhs> | Hesiod LHS の指定 |
--hesiodrhs=<rhs> | Hesiod RHS の指定 |
--enablecache | nscdの有効化 |
--disablecache | nscdの無効化 |
--nostart | portmap サービス、ypbind サービス、または nscd サービスが設定されている場合でも、それらを起動または停止しないでください。 |
--kickstart | ユーザーインターフェイスを表示しません。 |
--probe | ネットワークのデフォルトをプローブおよび表示します。 |