27.3.2.2. Postfix の基本設定
デフォルトでは、Postfix はローカルホスト以外のホストからのネットワーク接続を受け付けません。ネットワーク上の他のホストのメール配信を有効にするには、root として以下の手順を実行します。
- vi などのテキストエディターで
/etc/postfix/main.cf
ファイルを編集します。 - ハッシュマーク(#)を削除して mydomain 行のコメントを解除し、domain.tld をメールサーバーがサービスするドメイン( example.com など)に置き換えます。
- myorigin = $mydomain 行のコメントを解除します。
- myhostname 行のコメントを解除し、host.domain.tld をマシンのホスト名に置き換えます。
- mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain 行のコメントを解除します。
- mynetworks 行のコメントを解除し、168.100.189.0/28 を、サーバーに接続可能なホスト用の有効なネットワーク設定に置き換えます。
- inet_interfaces = all 行のコメントを解除します。
- inet_interfaces = localhost 行をコメント化します。
- postfix サービスを再起動します。
これらの手順が完了したら、ホストは配信のため外部の電子メールを受け入れるようになります。
Postfix には様々な設定オプションがあります。Postfix の設定方法を学習する最適な方法の 1 つは、
/etc/postfix/main.cf
ファイル内のコメントを読むことです。また、Red Hat Enterprise Linux バージョン 5.9 では、Postfix は MySQL マップをサポートします。これにより、Postfix は MySQL データベースを使用し、MySQL データベースに対するさまざまな操作のためにさまざまなルックアップテーブルを設定することができます。たとえば、グローバルメールのリダイレクトを処理する 仮想
テーブル、SMTP サーバーへの アクセス
を制御するアクセステーブル、およびシステム全体のメールリダイレクトを管理するための aliases
テーブルです。設定の詳細と例、および LDAP および SpamAssassin インテグレーションに関する情報を含むその他のその他のリソースは、http://www.postfix.org/ でオンラインで利用できます。