48.8.3.2. 基本的なファイアウォールポリシー


基本的なファイアウォールポリシーを確立すると、より詳細なユーザー定義のルールを構築するための基盤が作成されます。
iptables チェーンはデフォルトのポリシーで設定され、デフォルトポリシーと連携する 0 個以上のルールを使用して、ファイアウォールの全体的なルールセットを定義します。
チェーンのデフォルトポリシーは DROP または ACCEPT のいずれかです。通常、セキュリティー関連の管理者は DROP のデフォルトポリシーを実装し、ケースバイケースで特定のパケットのみを許可します。たとえば、以下のポリシーは、ネットワークゲートウェイ上の着信パケットおよび送信パケットをすべてブロックします。
iptables -P INPUT DROP
iptables -P OUTPUT DROP
また、転送されたパケット (ファイアウォールからその宛先ノードにルーティングされるネットワークトラフィック)も拒否され、内部クライアントがインターネットへの不正公開を制限することが推奨されます。これを行うには、以下のルールを使用します。
iptables -P FORWARD DROP
各チェーンのデフォルトポリシーを確立したら、特定のネットワークおよびセキュリティー要件に対してさらにルールを作成および保存できます。
以下のセクションでは、iptables ルールを保存する方法と、iptables ファイアウォールを構築する際に実装するルールの一部の概要を説明します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.