30.9. SSSD のトラブルシューティング
30.9.1. SSSD ログファイルの確認
SSSD は、
/var/log/sssd/
ディレクトリーにある操作に関する情報を報告するログファイルを使用します。SSSD は、各ドメインのログファイルと sssd_pam.log
および sssd_nss.log
ファイルを生成します。
さらに、
/var/log/secure
ファイルは認証の失敗と、失敗の原因を記録します。
ログレベルを増やすと、SSSD の問題に関する詳細情報が提供されます。ログレベルを変更するには、
sssd.conf
ファイルの各セクションに debug_level
パラメーターを設定します。このファイルは、追加のログを提供します。以下に例を示します。
[sssd]
config_file_version = 2
services = nss, pam
domains = LDAP
debug_level = 9
レベル | 説明 |
---|---|
0 | 致命的な障害。SSSD の起動を妨げる、または SSSD の実行を停止させるもの。 |
1 | 重大なエラー。SSSD を強制終了しないものの、少なくとも 1 つの主要な機能が適切に機能しないことを示すエラー。 |
2 | 深刻なエラー。特定の要求または操作が失敗したことを示すエラー。 |
3 | マイナーな障害。これらのエラーが浸透して、2 の動作不良の原因となるのです。 |
4 | 設定設定。 |
5 | 関数データ。 |
6 | 操作関数のメッセージを追跡します。 |
7 | 内部制御関数のメッセージのトレース。 |
8 | 対象の関数内部変数の内容。 |
9 | 非常に低いレベルのトレース情報。 |