12.2.7. 検証中


パッケージを確認すると、パッケージからインストールされたファイルに関する情報を元のパッケージの同じ情報と比較します。特に、を確認すると、各ファイルのサイズ、MD5 合計、パーミッション、タイプ、所有者、およびグループを比較します。
コマンド rpm -V はパッケージを検証します。クエリー用にリストされた Verify Options を使用して、検証するパッケージを指定できます。検証の単純な使用は rpm -V foo です。これは、foo パッケージのすべてのファイルが、最初にインストールされたときと同じであることを確認します。以下に例を示します。
  • 特定のファイルを含むパッケージを確認するには、次のコマンドを実行します。
    rpm -Vf /usr/bin/foo
    この例では、/usr/bin/foo は、パッケージのクエリーに使用されるファイルへの絶対パスです。
  • システム全体にインストールされているパッケージをすべて確認するには、次のコマンドを実行します。
    rpm -Va
  • RPM パッケージファイルに対してインストールされたパッケージを確認するには、次のコマンドを実行します。
    rpm -Vp foo-1.0-1.i386.rpm
    このコマンドは、RPM データベースが破損していると思われる場合に役立ちます。
すべてが適切に検証された場合は、出力はありません。不一致がある場合は、表示されます。出力の形式は 8 文字( c は設定ファイルを表す)の文字列で、ファイル名になります。8 文字は、ファイルの 1 つの属性を、RPM データベースで記録した属性の値と比較した結果を示します。シングルピリオド(.)は、テストに合格することを意味します。以下の文字は、特定の不一致を示しています。
  • 5 - MD5 チェックサム
  • s - ファイルサイズ
  • l - シンボリックリンク
  • t - ファイルの変更時間
  • d - device
  • u - user
  • g - グループ
  • m - モード(パーミッションとファイルタイプを含む)
  • ?: 読み取りできないファイル
出力が表示された場合は、最適な判断でパッケージを削除し、再インストールするか、別の方法で問題を修正する必要があるかどうかを判断します。
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