19.3.4. 逆引き名前解決ゾーンファイル
逆引き名前解決ゾーンファイルは、特定の名前空間の IP アドレスを FQDN に変換するために使用されます。これは標準のゾーンファイルに非常に似ていますが、PTR リソースレコードを使用して IP アドレスを完全修飾ドメイン名にリンクする点が異なります。
以下は、PTR レコードのレイアウトを示しています。
<last-IP-digit> IN PTR <FQDN-of-system>
& lt;last-IP-digit& gt; は、特定のシステムの FQDN を参照する IP アドレスの最後の番号です。
以下の例では、10.0.1.1 から 10.0.1 .6 までの IP アドレスは、対応する FQDN を指してい ます。
/var/named/example.com.rr.zone
にあります。
$ORIGIN 1.0.10.in-addr.arpa. $TTL 86400 @ IN SOA dns1.example.com. hostmaster.example.com. ( 2001062501 ; serial 21600 ; refresh after 6 hours 3600 ; retry after 1 hour 604800 ; expire after 1 week 86400 ) ; minimum TTL of 1 day ; @ IN NS dns1.example.com. ; 1 IN PTR dns1.example.com. 2 IN PTR dns2.example.com. ; 5 IN PTR server1.example.com. 6 IN PTR server2.example.com. ; 3 IN PTR ftp.example.com. 4 IN PTR ftp.example.com.
このゾーンファイルは、以下のような zone ステートメントが
named.conf
ファイルにあるサービスに対して呼び出されます。
zone "1.0.10.in-addr.arpa" IN { type master; file "example.com.rr.zone"; allow-update { none; }; };
ゾーン名以外は、この例と標準の zone ステートメントにはほとんど違いがありません。逆引き名前解決ゾーンには、IP アドレスの最初の 3 つのブロックが逆になっていてから .in-addr.arpa が続く必要があることに注意してください。これにより、逆引き名前解決ゾーンファイルで使用される IP 番号の単一ブロックがゾーンに関連付けることができます。