38.2. IPP プリンターの追加
IPP プリンターは、同じ TCP/IP ネットワーク上の別のシステムに接続されているプリンターです。このプリンターが接続されているシステムは CUPS を実行しているか、単に IPP を使用するように設定されているだけです。
プリンターサーバーでファイアウォールが有効になっている場合は、受信 UDP ポート 631 での送受信接続を許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。クライアント(印刷要求を送信するシステム)でファイアウォールが有効になっている場合は、ポート 631 を介した接続を受け入れて作成できるようにファイアウォールを設定する必要があります。
メインの Printer Configuration Tool ウィンドウの ボタンをクリックして、図38.2「プリンターの追加」 にウィンドウを表示することで、ネットワーク IPP プリンターを追加できます。プリンター名(printer 名にはスペースが含まれず、文字、数字、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_))、説明、および ロケーション を入力して、システムに設定できる他のプリンターと区別します。 をクリックして続行します。
図38.4「IPP プリンターの追加」 に表示されるウィンドウで、ホスト名 フィールドに IPP プリンターのホスト名と、プリンター名 フィールドにプリンターの一意の 名前 を入力します。
図38.4 IPP プリンターの追加
![IPP プリンターの追加](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-5-Deployment_Guide-ja-JP/images/31ec768c29259481f80b73a20b01b8fb/printconf-ipp.png)
[D]
次に、プリンタータイプを選択します。詳細は、「プリンターモデルの選択と完了」 を参照してください。