25.4.2.3. ロギング
Logging タブを使用して、特定の転送およびエラーログのオプションを設定します。
デフォルトでは、サーバーは転送ログを
/var/log/httpd/access_log
ファイルに書き込み、エラーログを /var/log/httpd/error_log
ファイルに書き込みます。
転送ログには、Web サーバーへのアクセス試行の全一覧が含まれます。接続しようとしているクライアントの IP アドレス、試行の日時、取得しようとしている Web サーバー上の ファイルを記録します。この情報を保存するパスおよびファイルの名前を入力します。パスおよびファイル名がスラッシュ(/)で始まりない場合、パスは設定されたサーバールートディレクトリーへの相対パスになります。このオプションは TransferLog ディレクティブに対応します。
図25.7 ロギング
[D]
Use custom logging 機能をチェックし、Custom Log String フィールドにカスタム ログ文字列を入力して、カスタムログ形式を設定できます。これにより、LogFormat ディレクティブが設定されます。このディレクティブの形式に関する詳細は、 http://httpd.apache.org/docs/2.2/mod/mod_log_config.html#logformat を参照してください。
エラーログには、発生するサーバーエラーの一覧が含まれます。この情報を保存するパスおよびファイルの名前を入力します。パスおよびファイル名がスラッシュ(/)で始まりない場合、パスは設定されたサーバールートディレクトリーへの相対パスになります。このオプションは ErrorLog ディレクティブに対応します。
Log Level メニューを使用して、エラーログにエラーメッセージの詳細度を設定します。(最も詳細度の低いものから最も詳細度の高いものから詳細まで)設定して、Alerting、alert、cit、error、warn、notice、info、または debug に設定できます。このオプションは LogLevel ディレクティブに対応します。
Reverse DNS Lookup メニューで選択した値は、HostnameLookups ディレクティブを定義します。No Reverse Lookup を選択すると、値を off に設定します。Reverse Lookup を選択すると、値を on に設定します。Double Reverse Lookup を選択すると、値が double に設定されます。
Reverse Lookup を選択すると、サーバーは Web サーバーからドキュメントを要求する各接続の IP アドレスを自動的に解決します。IP アドレスを解決すると、特定の IP アドレスに対応するホスト名を見つけるためにサーバーが DNS に 1 つ以上の接続を行います。
Double Reverse Lookup を選択すると、サーバーはダブル逆引き DNS を実行します。つまり、リバースルックアップを実行すると、結果に対して転送ルックアップが実行されます。正引きルックアップの IP アドレスの少なくとも 1 つが、最初の逆引き参照のアドレスと一致する必要があります。
DNS 要求がサーバーに負荷を追加し、速度が遅くなる可能性があるため、このオプションを No Reverse Lookup に設定したままにする必要があります。サーバーがビジー状態になると、これらのリバースルックアップや 2 倍のリバースルックアップを実行しようとする影響は非常に顕著になる可能性があります。
リバースルックアップと 2 倍のリバースルックアップも、インターネット全体として問題となります。各ホスト名を検索するために確立された各接続が追加されます。したがって、独自の Web サーバーの利点とインターネットの利点については、このオプションを No Reverse Lookup に設定したままにする必要があります。