49.6. Multi-Level Security (MLS)
49.6.1.
データフローに適用されるルールは、レベルが低いレベルからより高いレベルに動作し、逆順は発生しません。以下で説明します。
図49.2
![](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-5-Deployment_Guide-ja-JP/images/b953b8da897a789a16edabb43a591b25/security-intro-to-mls.png)
[D]
49.6.1.1.
このモデルは、各サブジェクトおよびオブジェクトに割り当てられたラベルに基づいてシステム内で情報をフローする方法を指定します。
図49.3
![](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-5-Deployment_Guide-ja-JP/images/c35ff86deb9e18cc190fc8c00aa9c526/security-mls-data-flow.png)
[D]
49.6.1.2. MLS およびシステム権限
より高いセキュリティークリアランスを設定しても、ファイルシステムを任意にブラウズするパーミッションは自動的には付与されません。
トップレベルの許可があるユーザーは、マルチレベルのシステムで自動的に管理者権限を取得しません。コンピューターのすべての情報にアクセスできる場合もありますが、管理者権限を設定するのとは異なります。