46.2.3.3. コアコレクターの設定
vmcore
ダンプファイルのサイズを縮小するために、kdump
では外部アプリケーション(つまりコアコレクター)を指定してデータを圧縮し、必要に応じて関連性のない情報をすべて除外できます。現在、完全にサポートされている唯一のコアコレクターは makedumpfile です。
コアコレクターを有効にするには、
/etc/kdump.conf
設定ファイルを root
として開き、「#」core_collector makedumpfile -c --message-level 1
の行頭にあるハッシュ記号(#)を取り除き、以下のようにコマンドラインオプションを編集します。
ダンプファイルの圧縮を有効にするには、
-c
パラメーターを追加します。以下に例を示します。
core_collector makedumpfile -c
ダンプから特定のページを削除するには、
-d
valueパラメーターを追加します。value は、表46.1「サポートされるフィルターレベル」 で説明されているように、省略するページの値の合計になります。ゼロと未使用ページを除外する場合は次のようになります。
core_collector makedumpfile -d 17 -c
利用可能なオプションの完全なリストは、makedumpfile の man ページを参照してください。
オプション | 説明 |
---|---|
1 | ゼロページ |
2 | キャッシュページ |
4 | キャッシュプライベート |
8 | ユーザーページ |
16 | フリーページ |